日本人に人気の観光地 [アルザス地方]
一昨日辺りから真冬に逆戻り。さすがに寒いのはもうそろそろ終わりにしてほしいものです。
さて、昨年11月のパリ同時多発テロ以来、観光客が減少しているフランス。減少率は15%ほど。
もっとひどいのかと思っていたらこのくらいの数字で踏みとどまっているようです。
そのフランスで日本人に人気の観光地があるそうです。
それはアルザス地方の小さな村リクヴィール(Riquewihr)。
アルザス・ワイン街道にあり、「フランスの最も美しい村」一つです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年3月10日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Tourisme : le Japon est tombé amoureux du village de Riquewihr
ぶどう畑に囲まれた人口1,200人ほどの村リクヴィール。数ヶ月前から日本人の観光客が頻繁に訪れるようになりました。
こちらのグループは数日前に東京からやってきました。初めてのフランス旅行で目的地に選んだのがこのリクヴィールでした。
「日本人にとって古いコロンバージュ様式のカラフルな家並みと石畳がとても魅力的なんです」とガイドさん。
「この家の作りが印象的で、まるで魔法の世界に飛び込んだみたいです」とツーリスト。
この人気にあやかろうと、村の商店街もがんばっています。
このお店では試食用のパンデピスを無料で配っています。
「初めて食べますが、とても美味しいですね」と日本人女性。
別のお店では、わざわざ日本語のパンフレットを用意して配っています。
「おそらくリクヴィールに来るのは今回だけでしょうから、お土産も少し多めに買って行ってくれるんじゃないかと思います」とお店の方。
村を一巡りしたら、次はやっぱりワイン蔵の見学です。
ワイン作りについて一通り説明を聞いたら、お待ちかねの試飲です。
「ワインは日本でも飲むことができますが、フランスのワインが一番です。一本買って帰ります」
飛行機に乗って持ち帰るとなるとそんなにたくさんは買ってもらえませんが、蔵元さんはその先を見ていました。
「日本に戻ってレストランに入った時に、アルザス地方のワイン蔵で試飲して美味しかった!と言ってもらえれば口コミで広がりますからね」
お昼は村のレストランAu Trotthusでいただきます。
メニューは、ちょっと小ぶりですが、アルザス名物シュークルート。おまけにシェフのフィリップ・オブロンさんが日本語で料理の説明をしてくれます。
「これはマンステールというチーズです。ちょっと匂いがきついです」とシェフ。
「ああ、マンステールなら昨日も食べました」と女性。
因みにこのお店、ミシュランでBib Gourmand(リーズナブルな料金で美味しい料理が食べられる)に選ばれています。
リクヴィール村では沢山の日本人が訪れるとあって、その受け入れ方の研究も盛んになりました。
どうやらあの「お・も・て・な・し」がここでも輸出されているようです。
「日本人が求めているホスピタリティを知るのが大事です」と現地の方。
「日本の文化を知ることで間違いのないもてなしができるようになればいいなと思います」とホテル関係の方。
リクヴィールに行ったら、日本人は暖かく迎えてもらえそうですね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、RER線の電車に乗っているとピカチューに扮装した男が話しかけてきた。『君もジャパンエキスポに行くのかい?その仮装、いいねえ〜』僕はこれから就職の面接に行くのだ」
VDM (Vie de merde)より
最近は中華系爆買いの影響で影が薄くなっているかと思いきや、ちゃんとした輸出先とみられているのですね、日本は!「
by opas10 (2016-03-20 22:34)
opas10さん
日本人はかつてのように爆買いはしなくなりましたが、歓迎してもらっているみたいですね。中国にランクを奪われたとはいえ、まだまだ経済大国の中に入れてもらってますし。
by carotte (2016-03-21 23:21)