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パリで一番おいしいバゲット2016 [フランスのグルメ]

 今年もまた恒例の「パリで一番おいしいバゲット」を作るパン屋さんが決定しました。

 

 このコンクール、パリのパン屋さんなら誰でも応募することができます。

 

 ただし、バゲットの長さは55~65センチ、重さは250~300グラム、塩の量は小麦粉1キロあたり18グラムでなくてはなりません。

 

 今年この基準を満たしたパンは全部で155本。

 

 このバゲットを、専門家だけでなく一般人も含む審査員が審査しました。

 

 選考の基準となるのが、“焼け具合”、“味”、“中味”、“香り”、“見た目”の5つの要素。

 

 これらを見事クリアして選ばれたのが、6区にあるパン屋さんLa Parisienne(48 rue Madame)です。

Paris_Paris.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年3月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 オーブンの中でこんがり焼けたバゲット。

 

 焼きたてをキュッと握るとパリパリっと音がします。そしてこの香り。

 

 これが今年の「パリで一番おいしいバゲット」です。

 

 作ったのはこの男性二人。ミカエルさん(32歳)とフロリアンさん(30歳)。二人ともパン作りは15歳の時に始めました。

 

 「昨日はよく眠れたかい?」とミカエルさん。

 

 「いや、ダメだったね」とフロリアンさん。

 

 「僕も眠れなかったよ。電話が鳴りっぱなしでね」とミカエルさん。

 

 受賞が決まった日は二人とも大変だったようです。

 

 「おいしいバゲットを作るコツはなんですか?」と取材班。

 

 「それは企業秘密ですよ」とミカエルさん。

 

 お店にやってきたお客さまにここのバゲットについて聞いてみました。

 

 「カリッとして、中はちょうどいい具合に空気が入っていて、焼け具合も申し分ありません」

 

 「塩味が効いていておいしいです。気に入ってますよ」

 

 「バターをつけてもっと食べたくなりますね」

 

 受賞したミカエルさんとフロリアンさん、今年一年、大統領官邸にバゲットを毎日納品することになります。

 

 そして賞金4,000ユーロ(約50万円)も手に入れました。

 

 そして何より、受賞したことで売り上げが増えるのは間違いありません。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、時間を間違えてはいけないと、コンクールの通知状を5回も確認したあげく、場所を間違えた」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 4

ぼんぼちぼちぼち

これは食べてみたいでやす!
これにバターをつけたので赤ワイン飲みたいでやす!
by ぼんぼちぼちぼち (2016-03-20 17:39) 

opas10

今年も大統領府のバゲット入れ替えの季節なんですね。自分の中でしゃ、レモン祭りと並んで春を感じる記事です。
by opas10 (2016-03-20 23:04) 

carotte

ぼんぼちぼちぼちさん
毎年のことですが、このバゲットを見ると食べたくなります。
バター付きのバゲットがまたワインによく合うんですよ。
by carotte (2016-03-21 19:00) 

carotte

opas10さん
そうですね、これは季節を感じさせる話題ですよね。
確か日本の学校のサイクルと同じで、大統領官邸にバゲットを納品するのが始まるのは4月なんですよね。
by carotte (2016-03-21 19:02) 

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