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週末はクラクフで [パリから週末旅]

 東京も間もなく桜が開花すると聞いて、近くの公園の桜を見てみたのですが、つぼみさえもまだつけておりませんでした(涙)。

 

 もうちょっと時間がかかりそうです。

 

 さて月曜日は恒例の週末旅。

 

 今回はパリから、オーストリアとチェコを飛び越え、ポーランドのクラクフ(Kraków)を訪ねます。

 

 17世紀初頭に首都がワルシャワに移るまで、このクラクフがポーランドの首都でした。

 

 パリからクラクフまでは直航便で2時間10分。これなら一泊二日の週末旅も楽々です。

Warszawa_Krakow.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年3月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 雪の残るクラクフの街をいざ観光に出発!

 

 飛び乗ったのはトラム。これなら外の寒さを忘れて街の様子を観察することができます。

 

 見えてきたのはヴァヴェル城。そして街の中を流れるのはヴィスワ川。氷が張って、春まだ遠し。

 

 「トラムは2分おきに走っています。一日券というのがあって料金はたったの15ズウォティ(約500円)。これであちこち見て回れるんですからお得ですねえ」と大喜びのリポーター。

 

 通りを歩いているとどこからかピアノの音が聞こえてきます。さすがショパンを輩出した国の元首都。

 

 ここは中央広場。英国人のツアーグループが指差す先は、聖マリア教会の塔。

 

 塔の窓からラッパの音が聞こえてきます。

 

 中世の頃は敵の襲撃を知らせるためのラッパでしたが、今は地元の人にとっては時計代わり、観光客にとってはアトラクションになっています。

 

 「私は毎日来ていますが、演奏する人によって微妙に違うんですよ」と地元の方。

 

 教会の中に入ってみましょう。祭壇の背後には見事な木造の装飾つい立があります。

 

 Veit Stossの手によるもので12年(1477〜1489)かけて制作されました。

 

 「たった一人で作ったなんて驚きですね。素晴らしい作品です」とフランス人ツーリスト。

 

 教会の向かいにあるのが古くからある商店街。

 

 「ここは私のセカンドハウスみたいなとこですよ。29歳の時からずっとここで働いているからね」とお店の女性。

 

 革製品やアクセサリー、宗教画などが売られています。

 

 次に向かった先は、大きな扉の向こう。どんどん進んでいくと地下室に・・・ありました、お目当ての場所が。

 

 ポーランド風ラビオリ、つぼ焼ききのこスープ。

 

 というわけでここでランチをいただくことになりました。

 

 「おいしいわ。ここの雰囲気が大好きなの」と地元の女性。

 

 「地下にあるのが気になりませんか?」とリポーター。

 

 「全然気になりませんよ。クラクフのレストランはたいてい地下にありますから」

 

 どうやらここはセルフサービスのようです。注文をしたら自分の番号が点灯するまでテーブルで待ちます。

 

 驚きなのはそのお値段。ポーランド風ラビオリが2,50ユーロ、肉料理が5ユーロという安さ。

 

 さて、次に向かったのはちょっと変わった場所。

 

 ナチス・ドイツが第二次世界大戦中に設置したユダヤ人隔離住居区クラクフ・ゲットーです。

 

 かつて8万人のユダヤ人がここで暮らしていましたが、今は幾つかの大学が集まる大学村のようになっています。

 

 そしてこんな変わったお店もあります。

 

 テーブルはどれも昔のミシン。

 

 「昔のものが置いてあって、こういう雰囲気が好きなんです」と女性。

 

 「古い家からこういうのを探し出してきて置いておけばいいんですから、こういうお店は簡単にできますよ」と男性。

 

 別のお店は1970年代の雰囲気を再現し、また別のお店ではフェリーニを特集していました。

 

 今回の費用は、航空運賃が100ユーロ、ホテルが60ユーロ、トラムが4ユーロ、パンが4ユーロ、食事が10ユーロで、合計178ユーロでした。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、初めてポーランド出身の友達の家に泊まった。朝、バケツの水をかぶせられて目が覚めた。友達によると復活祭の月曜日にやるポーランドの伝統なんだそうだ」

 

VDM (Vie de merde)より




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t-toshi

この月末、東京へ家族に会ったり、花見で隅田川クルーズにも行くことになっています。開花は27日となっていますので、期待しています。
by t-toshi (2016-03-21 11:51) 

carotte

t-toshiさん
今日、もう一度公園通って確認したら上の方の枝に少しだけ咲いていました。東京はまた冷え込むらしいので、27日あたりが一番の見頃かもしれません。花見の隅田川クルーズはいいですねえ〜。
by carotte (2016-03-21 18:58) 

t-toshi

ご確認ありがとうございました。感謝、です。
by t-toshi (2016-03-22 17:46) 

carotte

t-toshiさん
どういたしまして!
どうも予報によると明日の27日はお天気が今ひとつですね。それにだいぶ冷えるみたいです。暖かい格好で桜をお楽しみください。
by carotte (2016-03-26 14:24) 

opas10

やはり旧東欧は物価が安いんですね、レストランの値段はオドロキです。ちなみに、京都市バスの一日券も500円、フランスのテレビ局が驚いてくれそうです(笑)
by opas10 (2016-03-26 16:04) 

carotte

opas10さん
京都も500円でしたか!外国人は倹約家が多いですから喜びますね。中国人は別として^^; レストランの値段はかなり安かったですね。それにパリから一泊二日の旅で3万しないですね。
by carotte (2016-03-30 14:06) 

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