週末はダブリンで [パリから週末旅]
買い物のついでに通った近所の公園の桜は、かろうじて2分咲きといったところ。
今年の桜は開花宣言から亀のようにのろのろと咲き始めています。
見頃は今週の水曜日か木曜日あたりかな。
さて、月曜日は恒例の週末旅。
今回はアイルランドの首都ダブリン(Dublin)へ向かいました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年3月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
今回は馬車に乗って古い町並みを楽しみながらダブリンを街をぐるりと回ってみましょう。
レンガ造りの建物、大学、公園、教会等々・・・しか〜し、一番気になるのが・・・パブ!
ダブリンには1万軒ものパブがあると言われています。
本日はツーリストで賑わうテンプル・バー界隈へ行ってみましょう。
テンプル・バーはダブリンの中心を流れるリフィー川の南岸にあります。
リポーターがやってきたのはちょっと静かな路地にあるこのパブ。あのギネスビールが美味しいと評判のお店です。
そして、この音楽。
「これはパブの音楽なんだよ。お店を見回してもどこにもテレビがないだろう」と男性。
「演奏は19時からと21時からの2回。日曜日は3回あるんだ」
ギターを持って途中から参加する女性。楽譜は必要ありません。アイルランド伝統の音楽はすでにしっかり頭の中に入っています。
「レパートリーは100曲ほどあります。誰かが弾き始めると自然と皆んなが合わせてこんな風になります(笑)」と別の男性。
さて、教会のすぐ近くにあるのがギネスストアハウス(Guinness Storehouse)。
1759年にアーサー・ギネスが設立した醸造所に併設されたツーリスト向けの施設です。言ってみればビールのテーマパークのようなところ。元は発酵所として使われていた場所です。
イケメンのガイドさんと一緒に見学しましょう。
「これがギネスの原料となる大麦です。少しマイルドにするために挽き割りの大麦も使い、また焙煎した大麦も使います。これがギネス独特の色と味と香りを生み出すんです」
ビールの製造には大量の水が必要です。ここには川から直接水を引いています。一日で8万リットルの水が使われます。
因みにアイルランドでは一日100万パイントのギネスビールが消費されるそうです。
製造工程を見学した後はいよいよ試飲です。
「ここのそれぞれの筒の中にはギネスに含まれる様々な香りが詰まっています。ここで香りを確認すると試飲の時に味がよくわかりますよ」
あの白い煙と共に香りが漂ってくるらしい。
「試飲する前に大きく深呼吸してください。ビールの喉越しが良くなって味がよくわかります」
クリーム状の泡の中から苦味のあるカラメルの味がします。
美味しいビールを楽しんだら、電車に乗って本日の宿泊先へと向かいます。
海岸線を南に向かって走る電車に揺られて20分、目的地ダルキー(Dalkey)に到着です。
ここはバイキングによって作られ、中世の頃は重要な港になっていました。
人口1000人ほどの小さな村には10軒ほどのパブがありますがホテルは一つだけ。
今晩の宿はここフィッツパトリック・キャッスル・ホテル(Fitzpatrick Castle Hotel)です。
1740年に建てられたお城はリノベーションされ高級ホテルに生まれ変わりました。
案内してくれたのはスイートルーム。50㎡のスイートルームは一泊115ユーロと破格の料金。
ホテルのチェックインを済ませたら村を散策。
このひなびたパブFinnegan’s of Dalkeyには、なんと数々のセレブが訪れていました。
まずはオバマ大統領夫人。そしてU2のメンバー、ボノ。
「ボノだろうが誰だろうが、お話しすることはできません。そっとしておいてください」とお店の方。
お客のことをベラベラしゃべらないというのがポリシーのようです。
実はボノはこの家に住んでいるのです。
この一帯の別荘地には、ピアース・ブロスナン、マイケル・ジャクソン、メル・ギブソンも住んでいたことがあるそうです。
どうやらここはセレブに人気のリゾート地のようです。
さて、今回の週末旅の費用は、航空運賃(往復)が148.00ユーロ、ギネスストアハウス入場料20.00ユーロ、ビールが5.00ユーロ、宿泊代が115.00ユーロ、馬車代が20ユーロ、食事代(4回)が112ユーロで、合計420.00ユーロ(約51,000円)でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、アイルランド用品のお店で、耳の辺りに穴の空いた帽子を見つけた。この穴をどうやってかぶるのか色々試したあげく、結局、お店の人に尋ねた。すると彼女が言った。『これは帽子じゃなくてティーポットにかぶせるんです』」
VDM (Vie de merde)より
そうですね
アイルランドは紅茶の国ですから、ティーポット保温用のかぶせ物
あちこちで見かけます。
by 八犬伝 (2016-03-28 21:56)
八犬伝さん
あれ一つあると便利ですよね。あったかい紅茶が飲める時間が長くなりますもんね。
by carotte (2016-03-30 14:23)
ダブリンは、八犬伝さまのブログを読んでいるうちにとても身近な町になっていました。フランスから案外安く行けるものなのですね。
by opas10 (2016-04-10 13:52)
opas10さん
そうですね、八犬伝さんのおかげでダブリンが身近になりました。パリから往復で2万円いかないですから安いです。それにアイルランドは宿泊費も他に比べて安いですね。
by carotte (2016-04-13 14:14)