復活祭のナポリ伝統のグルメ [イタリア]
昨晩帰宅して、so-netのホームページにアクセスして最初に目に入ってきたのが・・・ “高橋ジョージ 離婚成立”!
やっと、結論出たんだあ〜。
それはさておき、キリスト教徒の皆さんは先週日曜日から月曜日にかけてキリストの復活を祝う復活祭でした。
この日、子羊を食べてお祝いする家庭もあるとか。
人間の罪を贖うために犠牲となったキリストはいけにえの子羊に例えられるそうです。
そんな子羊を食べてしまうというのはどうなんだろう?という気もしますが、そもそもはユダヤ人が子羊をいけにえにしてキリストの復活を祝うことでエジプトを脱出した時のことを語り継いできたのが始まりだとか。
それならなんとなくわかるような・・・。
さて、イタリアのナポリではそれとは違う食べ物を復活祭には食べるそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年3月28日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
復活祭になるとなぜか仲間がケーキ屋さんに集合します。
というのも、このカサティエッロ(casatiello)と呼ばれるパイを食べるためです。
「カサティエッロのない復活祭は復活祭じゃないよ。朝起きて食べて、残りをバッグに入れてお昼に日向ぼっこしながら食べるんだよ。これはナポリ人のDNAに組み込まれてるのさ」とおじさん。
カサティエッロをもっと詳しく知るために、ナポリで優秀な職人の一人に数えられるアンジェロさんのお店を訪ねてみました。
アンジェロさん、50年も前から復活祭の週末にはこうして必ずカサティエッロを作り続けてきました。
広げたブリオッシュの生地に、ハム、チーズ、ゆで卵をのせたらくるっと巻いてリング状にします。
これを型に入れたら、玉子を殻ごとのせます。
「玉子を殻ごとのせるのがカサティエッロの特徴です。玉子をのせたら十字の生地をのせます。キリストの十字架を表しています」
キリスト教の信仰に厚いナポリの街には教会があちこちにあります。
通りを歩けば必ず2つや3つの教会に出くわします。
そして、復活祭の食事が家長のお祈りの儀式から始まる家庭も珍しくありません。
「我々の伝統というのは、文化と宗教、そして美食なんです」と男性。
そしてここのお宅で復活際に必ず食べるお菓子がパスティエーラ(pastiera)。
具は、リコッタチーズ、麦、オレンジフレーバー水。
「準備から焼き上がりまで5時間かかります」と女性。
皆さんおいしそうに召し上がっていました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、復活祭だ。昨日の夜、玉子のチョコを持ってきてくれるようにとウサギを檻から出してしまったおかげで、今日は玉子探しではなく、ウサギの糞探しになってしまった」
VDM (Vie de merde)より
サクラ。乾通り抜けも千鳥ヶ淵も隅田川も、残念ながらちと早すぎました。
by t-toshi (2016-03-31 14:27)
t-toshiさん
もう1日か2日ずれてたらよかったかもしれませんね。
それはそうと28日の夜は大丈夫だったでしょうか?東京は雷と土砂降りですごかったですよねえ〜。
by carotte (2016-03-31 21:00)
伝統行事には、伝統の食べ物がつきものなんですね。日本人にとって、お正月にはおせちを食べるのと同じようなことなのでしょうね。
by opas10 (2016-04-10 13:59)
opas10さん
どこの国も同じで伝統行事になると必ずこう言うグルメが登場します。美味しいものを食べてお祝いするというのが基本なんですかね。
by carotte (2016-04-13 14:18)