フランスの食のお宝・・・ [トピックニュース]
シリーズの四回目は・・・と行きたかったのですが、なんと続きが放送されませんでした(涙)。
報道番組の中の癒し系プログラムなので、他に重要なニュースがある場合は放送されなくなってしまいます。致し方なし・・・。
他の日に放送される可能性もあるので放送されたら紹介したいと思います。
さて、皆さんは下記のようなことをご存知だったでしょうか?
- 猫の耳にはそれぞれ32個の筋肉がある。
- 金魚の記憶力は3秒だけ。
- カタツムリは3年間眠ることができる。
- ダチョウの目はその脳みそより大きい。
- 目を開けたままくしゃみはできない。
確かにくしゃみをするときは目をつぶっているような・・・。
それはさておき、本日はイタリアの食のお宝、カルボナーラの話題です。
フランスのあるサイトに “お鍋一つでできるカルボナーラ”と題するお料理ビデオが公開されました。
しかし、これが間もなくしてイタリア人の怒りを買ってしまいました。
一体、どんな作り方をすればこんなことになってしまうんでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局LCIで2016年4月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが原因のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
これが伝統のカルボナーラ。すでに18世紀には存在していたと言われる歴史ある料理です。
とは言っても、その作り方は様々。統一されたレシピがあるわけではありません。
しかし、今回、ネットに登場した作り方がイタリア人の間に大きな波紋を呼んでしまいました。
鍋に、スライスした玉ねぎ、ベーコン、パスタを一度に入れ、水を加えたら16分ほど火にかけます。
火が通ったら生クリームとチーズを加え皿に盛り、卵の黄身をのせパセリをふりかけたら出来上がり。
所要時間はたったの15分。
これを見たイタリアの人の皆さんが「とんでもない!」とお怒りになっております。
「一度に全部鍋に入れて作るなんて変ですよ。まったくもってありえません。誰が思いついたか知りませんが、私は賛成できませんね」とパリのイタリアレストランのシェフ。
まずパスタは、こうして別に茹でなければなりません。茹でるだけですでに15分が経過。
とあるイタリアのFacebookには「フランスでカルボナーラが死に絶えました。5分間の黙祷を。しかし、彼らは作り方というものを知らないのですから許してやってください」と書かれてあったそうです。
この料理ビデオ、すでに130万人以上が閲覧しており、イタリア人のひどいコメントが残されていたそうです。
例えば・・・「モナリザは持ってて結構だが、こんなことは二度とするなよ。でなければ、コルシカ島を占領するぞ」
この騒動を見ていたイタリアのパスタメーカーBarillaは、「カルボナーラの作り方は様々。みんなが自由に作っていいはずだけど、今回のはちょっとやりすぎだったかも」とコメントしたそうです。
そして、結局、フランスのサイトはこのビデオを削除してしまったそうです。
しかしながら、あんなに簡単に作れるとしたらちょっと魅力的。一度試してみたくなります。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、800ユーロが私の消化器内をさまよっている。昨日、カルボナーラを食べていた時に、一緒に金歯を飲み込んでしまったのだ」
VDM (Vie de merde)より
イタリア人がここまで激怒したのは、食に関して同類だと信じていたフランス人に裏切られた、と感じたんじゃないでしょうか。もし、この作り方をアップしたのがアメリカ人や日本人だったら、あいつらわかってないなあ、でもあいつらは元々わかってないからいいか、くらいで収まったのかもしれませんね(笑)。
by opas10 (2016-04-10 14:36)
opas10さん
確かにおっしゃる通りだと思います。どちらの国も食文化が発達してますし。イタリアとフランスではパスタに対する嗜好がちょっと違ってるような気がします。イタリアは必ずアルデンテと言いますが、フランス人はしっかり茹でる傾向にあるんですよ。イタリア人にしてみれば、あんなのパスタじゃないということになるんですよね。
by carotte (2016-04-13 14:40)