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週末はボルドーで [パリから週末旅]

 月曜日は恒例の週末旅です。今回はフランス国内を旅します。

 

 訪ねるのはボルドー。フランス南西部に位置し、ワインの産地として知られるほか、港はユネスコの世界遺産に登録され、年間300万人のツーリストが訪れる一大観光地でもあります。

 

 パリから空路なら1時間強、列車ならTGVで3時間15分ほど。

 Paris_Bordeaux.jpg

 

 下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年4月16日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 まずはボートに乗って街を流れるガロンヌ川を散策。

 

 到着したのは “月の港(port de la Lune)” と呼ばれるボルドーの港。

 

 地図で見るとガロンヌ川が三日月を描くように流れているのがわかります。

 

 その三日月の北の端にあるジャック・シャバン・デルマ橋のところでボートを降りて上陸です。

 

 工場地帯と、商業施設や歴史的建造物のある市街地を結ぶ川岸の道は市民の散歩道になっています。

 

 早速、記念写真を撮影するツーリストが現れました。

 

 「素敵な街ですね。人々は皆親切ですし」と男性。

 

 リポーターが最初に訪ねたのは市場。ここカピュサン市場(marché des Capucins)は1749年から続く歴史ある市場です。

 

 山の幸もあれば海の幸もあります。そして老若男女、お金持ちもそうでない人も、様々な階級の人が集まる場所でもあります。

 

 「市場をウロウロしてみると本当に食について知ることができます」とお店の方。

 

 ここでは食事をすることもできます。エスカルゴ、タパス、ムール貝+フライドポテト等々。そして、5ユーロでスープ・ドゥ・ポワソン(魚のスープ)も食べられます。美味しそう!!!

 

 さらに、ハムにソーセージ、生牡蠣+ワインで14ユーロ。

 

 昔、ボルドーには行ったことがありますが、市場で食事をするなんて思いつきもしませんでした。でも、これはいいアイデアですね。

 

 「様々な食材の集まる市場だからこそ、いろんな料理が食べられるんです。だから週末は空いたテーブルを見つけるのが難しいくらい人が集まるんですよ」と女性。

 

 お腹がいっぱいになったところで、ボルドーの古い町並みを散策してみましょう。ここには古いもので13〜14世紀頃の建物があるそうです。

 

 古い建物を有効利用しているのがここです。かつて教会でしたが、今は映画館Utopia Bordeauxになっています。

 

 そしてボルドーで必ず訪れたい場所が劇場Grand Théâtre(ボルドー国立歌劇場)です。

 

 「この劇場の歴史は18世紀に遡ります。当時のボルドーはとても豊かな街でした。パリに次ぐ第二の都市だったのです」とガイドさん

 

 水曜日と土曜日は劇場の中を見学することができます。

 

 「こんな音がしますが、これは石像です。中央山岳地帯で採れる石で、響岩(きょうがん)と言います」とガイドさん。

 

 中はこの通り木造です。豊かな街にふさわしい豪華な造りです。

 

 ここでいつものようにちょっと変わった場所へ行ってみましょう。それがここ、チーズ屋さんFromagerie Jean D’Alosです。

 

 お店の地下に降りると・・・そこには300㎡もある地下室がありました。かつてはワインの樽が並んでいたようですが、今はチーズの熟成室になっています。

 

 夕刻が近づいてきました。そろそろ今日の宿へと向かいましょう。

 

 車で20分ほど行くと、目的地、ワインの蔵元のシャトーChâteau Leoganが見えてきました。

 

 かつては僧侶たちの土地だったようで敷地には礼拝堂があります。ワインのラベルには床のタイルの模様を使っているそうです。

 

 そして、こちらが宿泊施設です。寝室はかつて屋根裏だったところにあります。

 

 最後はやっぱりワインをいただかなくては!

 

 向かった先はワインバーBar à vin du CIVB

 

 ボルドー、メドック、サンテミリオン等々のワインが楽しめます。ワインのメニューは毎週変わるそうです。料金は150ccで2.50ユーロほど。

 

 では本日の週末旅の費用は、ボート代1.50ユーロ、市場での食事代14ユーロ、宿泊代95ユーロで、締めて110.50ユーロ(約14,000円)でした。


 

 

******** フランス人のつぶやき *******



「今日、いつものように、いつものホームでいつもの列車に乗り、いつもの座席に座ると本を読み始めた。車掌が来たので本を読みながら切符を渡すと車掌が言った。『レンヌまで行かれるんですね?』読書を邪魔されてムッとしながら僕は言った。『そうだよ、そこに書いてある通りだ」すると車掌がニヤリとしながら言った。『この列車はボルドー行きですよ』[がく~(落胆した顔)]

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 2

opas10

美味しいワインに山海の珍味、そして古い建物。自分が行ったら腰を落ち着けちゃいそうな土地です(笑)
by opas10 (2016-04-24 21:23) 

carotte

opas10さん
さすがにグルメの国のリポートだけあって、真っ先に訪ねるのが市場でした。海の幸も山も幸も揃っていて、しかも歴史ある街となると見所がいっぱいありそうです。
by carotte (2016-04-30 14:28) 

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