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週末はローマで [パリから週末旅]

 月曜日は恒例の週末旅。

 

 今回はフランスのお隣の国イタリアの首都ローマを訪ねます。

 

 パリからローマまでは空路で2時間弱。ちなみに徒歩(アルプス越えあり)では272時間(Google Mapのルート検索による)。

 

Rome_Rome01.jpg



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年4月23日に放送) 

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 ローマ観光の足と言えば、これ。スクーターのベスパ(Vespa)(イタリア語でスズメバチという意味)。

 

 1946年に登場したこのスクーター、今年70周年を迎えます。

 

 「いつもクラクションを鳴らすようにしてください。ローマじゃクラクションを鳴らすのは習慣ですから」とレンタル屋さん。

 

 赤いベスパに乗りいよいよ出発です!

 

 まずは小さな路地を走ると見えてきたのがパンテオン。神殿として紀元前25年に作られましたが火事で焼失し、2世紀初頭に再建されたのが今のパンテオンです。

 

 そこから700メートルほど東に行ったところにトレビの泉があります。

 

 そして逆に西へ400メートル行くとナヴォーナ広場に出ます。

 

 ひときわ目を引くのが “四大河の噴水”。大写しの彫像はガンジス川を表しています。

 

 そして、ジャニコロの丘に登れば、ローマの街が一望できます。古い建物がぎっしりと詰まったような街の風景・・・。

 

 さて、ローマを知るにはまずは食を極めなくては。訪ねたのは市場。

 

 「こうやってナイフで切るのがいいんだよ」とモデナ産の生ハムを切るおじさん。

 

 「サンドイッチに挟んで食べると甘くて美味しいのよ」とおばさま。

 

 生ハムのお次はチーズ。おすすめは羊の乳から作られたペコリーノ・ロマーノ。

 

 「さあ、食べて。美味しいでしょう」とチーズ屋さん。

 

 イタリアの味を楽しんだら、またベスパで一走り。

 

 ローマのシンボル、コロッセオが見えてきました。

 

 ローマの街は遺跡だらけ。地上だけかと思っていたら地下にも遺跡がありました。

 

 「ここはかつて通りだったところです。狭いでしょう。この上には窓が並んでいたそうです。なので、ここを通れば必ず誰かに見られていたということになります」とガイドさん。

 

 そして壁には壁画やモザイク画が描かれています。シーザーやアウグストゥスの時代をうかがわせます。

 

 さて、ローマには数多くの教会があります。その中の一つがこのSant’Agnese聖堂(basilica di Sant’Agnese)。

 

 初代ローマ皇帝が建てた聖堂はその後キリスト教の教会に生まれ変わりました。

 

 「ローマにはこの手の教会がよくあります」と神父。

 

 教会の中には4世紀の見事なモザイク画が残されています。

 

 そろそろ今晩の宿にチェックインする時間です。今晩の宿は・・・ベネディクト派の尼僧院San Giovanni Battista

 

 数年前から尼僧の数が減少し、部屋が余ってしまったため宿泊施設にして一般人を受け入れることにしたのだとか。

 

 「こちらが寝室です。机と椅子もあります。で、こちらがサニタリー。全部揃ってますよ」と尼僧。

 

 料金はというと25ユーロポッキリ。

 

 「ホテルよりいいですね」とリポーター。

 

 「そうですよ。ここは静かですし高くないですし、平和に過ごせますからね」

 

 夜のローマ。お腹も空いたところで、トラットリアOtello alla Concordiaで夕食です。出てきたのはアーティチョーク料理。

 

 ここは50年代には有名脚本家の食堂のようになっていたそうです。

 

 「これが当店自慢のスパゲティです。フェリーニやエットーレ・スコラ、マリオ・モニチェッリもお気に入りでした」とオーナー。

 

 メニューを見るとどれも16ユーロ以下。

 

 美味しい料理でお腹いっぱいになり、静かな修道院でぐっすり眠った翌朝は、一味違うお土産を探しに、とあるお店に向かいました。

 

 ここはローマ教皇の衣類を仕立てているお店Gammarelliです。

 

 「これは枢機卿用の赤い靴下です。で、こちらの紫が司教用になります」とお店の方。

 

 どうやら靴下で有名らしい。興味のある方は→こちら

 

 靴下を手に入れたところで、バチカンもちょっと眺めておきましょう。

 

 事前に予約しておくと、この小さな公園を散歩することができます。目を上げるとベネディクト16世の部屋のある建物が見えます。

 

 さて今回の費用は、宿泊代25ユーロ、夕食代20ユーロ、靴下12ユーロ、スクーターレンタル代50ユーロ、航空運賃150ユーロ、合計で257ユーロ(約31,000円)でした。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、仕事に45分も遅刻してしまった。というのも僕の乗ったスクーターの周りをスズメバチがブンブン飛び回っていて、あまりの恐ろしさに奴がいなくなるまで動けなかったのだ[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より




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