パリ セーヌ川の橋 その1 [パリ]
今日から4回のシリーズでパリのセーヌ川にかかる橋を紹介します。
第一回目の今日は、その中でも豪華絢爛なアレクサンドル3世橋を見てみることにしましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年4月18日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
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SERIE LU PONTS DE PARIS
フランス東部の山中を水源にするセーヌ川は、パリを通過して北西へを流れ、ル・アーヴルとオンフルールの間のセーヌ湾に注ぎ込んでいます。
パリを流れる区間は約13キロほど。その間にかかる橋は37本あります。
有名なセーヌ川の遊覧船バトームーシュに乗れば主な橋を間近で見物することができます。
案内役のシャルロットさんはバトームーシュの創立者のお嬢さん。セーヌ川の橋のことなら何でも知っているそうです。
「橋にまつわるちょっとした逸話がとても好きなんです」
セーヌ川の橋は鉄製もあれば石造りもあります。そして二階建ての橋もあります。
中でもシャルロットさんにとって一番美しい橋は、ロシア皇帝の名が付けられたこのアレクサンドル3世橋です。
「この橋を見ると万博が開催された頃の、輝いていたパリを想像することができます」とシャルロットさん。
この橋ができたのは1900年のパリ万博が開催された年でした。
1891年に締結された露仏同盟後、ロシアとフランスの友好を記念して建設されたのです。
当時のフランスは豊かで力もありました。それがこの橋に現れています。
橋の向こうにはプティ・パレ&グラン・パレがあり、こちら側にはアンヴァリッドがあります。
「この橋には様々な様式が入り混じっています。中でも面白いのが彫刻です。英術、農業、闘争、戦争の4つの寓話を表しています。そしてこれらはパリ万博のテーマでもあったのです」とガイドさん。
そして橋の下には飲食店Faustがあります。夜はナイト・クラブ、昼間はレストランとして営業しています。
とても橋の下とは思えない立派な作りです。1年半前に開店したとか。
「はじめはどんなところかよく知らなかったんです。来てみて驚きました。建設当時のままの石組みが見えていて歴史を感じさせる素晴らしい場所です」とお店のオーナー。
ちょっと行ってみたいお店です。
さて、アレクサンドル3世橋は結婚の記念写真の撮影場所としても人気です。
どのカップルもアジア系。アジアにはない、エキゾチックな雰囲気がその人気の要因でしょうか?
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ナイトクラブでメガネをなくしてしまった。おかげで、家まで、携帯のカメラで通りの名前をズームで撮影しながら帰らなくてはならなかった」
VDM (Vie de merde)より
セーヌ川クルーズは、1度目は夜、2度目は昼間と2回行きました。先日行ったお台場で、セーヌ川での自由の女神像を懐かしく思い起こしたところです。▽ところで、5月末にスイス3名峰巡りを予定していますが、お土産とかお勧めポイントとか、ありませんでしょうか?
by t-toshi (2016-04-26 11:52)
t-toshiさん
私はセーヌ川クルーズは一回だけ行ったことがあります。次はサンマルタン運河クルーズに行ってみたいなと思っています。
スイス3名峰とは、モンブラン、マッターホルン、アイガーでしょうか?アイガーだったらグリンデルヴァルトという村から北壁を眺めたことがあります。ケーブルカーで見晴台まで上がるとアイガーとそれを取り囲む雪山が見えて壮観でした。スイスのお土産というとアーミーナイフくらいしか思いつきませんが、有名なビクトリノックス(VICTORINOX)社のがありますよね。スイスにいらっしゃるんでしたら(お酒が大丈夫でしたら)、ぜひとも本場のフォンデュを味わってきてください。一味違いますよ。
by carotte (2016-04-28 00:16)