アフリカ豪華列車の旅 その2 [その他の国]
アフリカ豪華列車の旅シリーズの二回目です。
ケープタウンを出た列車はすでに1,000キロほど走ってきました。
そろそろ次の目的地キンバリー(Kimberley)(下記地図の青印)に到着です。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年5月17日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Feuilleton : safari sur les rails (2/5)
ションゴロロ・エクスプレスが朝日の中をのんびりと走っていきます。
列車の中はちょうど朝食の時間。
朝食は英国スタイル。いわゆるイングリッシュ・ブレックファーストです。
給仕係のリンダさん。いつもは南アフリカの有名ホテルで働いています。
揺れる列車の中、パンに玉子にハムなどがのったお皿を手に料理を運んでいます。
厨房では5人の従業員が働いています。
フライパンを持って料理をしているのがシェフのオブレーさん。
「私は長いことホテルのレストランで働いてきました。列車の旅では様々な体験をしましたよ。知らなかったことがわかるようになりましたしね」とシェフ。
朝食を済ませたお客様方が虹のかかるアフリカの風景を楽しんでいる間、客室係りのアヤンダさんが部屋の掃除に取り掛かりました。
客室は全部で40室。
「普通のホテルとはちょっと違います。何しろいつも揺れてますから。バランスをとりながら仕事をしないと転んでしまいます」とアヤンダさん。
「南アフリカで仕事につくのは難しいですか?」と取材班。
「ええ、とても難しいです。仕事があまりありませんから」
「それならこの仕事が見つかってよかったですね」
「はい、よかったです。仕事が見つかったら失わないように一生懸命働くことです」
南アフフリカの黒人層は失業に苦しんでいます。白人に比べると5倍の失業率だそうです。
いよいよキンバリーに到着です。
キンバリーはダイヤモンド鉱山で知られています。
19世紀後半頃から何千人もの鉱夫がより良い暮らしを求めてここでダイヤモンドの採掘にたずさわっていました。
かつては40年間で3トンものダイヤモンドが掘り出されたそうです。
しかし現在は閉山され、博物館になっています。
そして寂れた町は修復されかつての姿がよみがえっています。
鉱山の跡には、ご覧の通りの巨大な穴が残っています。
水が溜まって人工池のようになっています。それとも大地にできた大きな瞳?
「私はここで生まれ育ちました。父が大きなダイヤモンドを見つけた頃に、農場に引っ越しました。生活は楽じゃなかったですよ」とガイドのフランクさん。
当時はダイヤモンドを求めて世界中から人が集まってきました。
奴隷はいませんでしたが黒人も働いていました。教育を受けていないのでスコップを持ってひたすら掘っていたそうです。
最後に博物館を見学したらすでに日はとっぷりと暮れ、列車h次の目的地へと出発です。
次回はインド洋に面した海岸にある都市ダーバン(Durban)(上記地図のピンク印)を訪ねます。
続く・・・
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、列車の中でクロスワードパズルを解いていた。う〜んと考えていると、隣に座っていたご婦人がすかさず答えを言う。またう〜んと考えているとそのご婦人が答えを言う。やる気なくしました」
VDM (Vie de merde)より
3トンのダイヤモンド・・・・一体総額いくらになったのやら!です。
by opas10 (2016-06-03 22:48)
opas10さん
3トントラック一台分。
いやあ、その額は想像もできないですねえ〜。
by carotte (2016-06-05 15:39)