アフリカ豪華列車の旅 その4 [その他の国]
月曜日から紹介している「アフリカ豪華列車の旅」シリーズ。
本来なら5回のシリーズだったのですが、例のエジプト航空機墜落事件で1回分が飛んでしまいました。残念!
そういうわけで4回目の今日が最後になります。
ションゴロロ・エクスプレスはセントルシアを出発してさらに北へ向かいました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年5月20日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Feuilleton : safari sur les rails (4/4)
列車の運転はこの二人、サキさんとヴェラさんが担当しています。
列車の速度はこの通り。設備が古いためあまりスピードは出せません。
この列車も1942年のものを改装したものです。
そして、ヴェラさんも時速60キロ以上は出しません。
それにはこんな別の理由がありました。
「いつも速度を落とさなくてはならなくなるんです。それに止まらなくてはならないこともしばしばあります。というのも、ライオンやキリンなどの動物が突然走っていたりしますからね。前方左右を確認しながら速度を落としたり、時には停車して動物を通してやるんです」とヴェラさん。
アフリカならではですね。
それはそうと、運転席の窓ガラス、ヒビが入ってます!大きな石でも当たったんでしょうか?
豪華列車の旅とは言え、オリエント・エクスプレスとはだいぶ趣が異なります。
さて、この日のアクティビティーはクルーガー国立公園(上記地図のこげ茶印)の見学。
ツーリストは広大な自然公園の中で、水牛や象などが暮らしている姿を目にすることができます。
干ばつに見舞われているアフリカを象徴するように浅い水たまりでサイたちが水浴びをしていました。
さあ、列車はいよいよ終点の南アフリカの首都プレトリア(上記地図の黄印)を目指して走ります。
その途中にあるのがブライド・リバー・キャニオン(上記地図の水色印)です。
高さ800メートル、長さ25キロにわたって続く雄大な渓谷のふうけい眺め。足がすくみそうです。
そして、ここではズールー族の伝統的な生活を見学することができます。
「我々の先祖の暮らしを子孫に伝えなくてはなりません。だからと言って子供を学校にやらないというようなことはありません。教育は大切ですからね」とズールー族の男性。
こうして様々なアフリカの姿を見てきた旅もそろそろ終わり。プレトリアに到着です。
「少し到着が遅れましたが、すべて順調でした。お客様も皆いい人ばかりで楽しい旅でした」と最後の挨拶をするツアー・マネージャー。
乗客を降ろしたションゴロロ・エクスプレスは、機関車を付け替え、新しい乗客を乗せ、今度は逆にケープタウンを目指して出発です。
終わり。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、南アフリカの旅の最終日。1週間近く自然公園の野生の動物たちを見ながら過ごしているうちに、頑固なことで知られる動物に噛み付かれてしまった。ライオンかって?ノー。それならヒョウか?ノー。洗車機の近くにいたヨークシャーテリアに噛まれたのだった」
VDM (Vie de merde)より
フランス人のつぶやき、頑固なことで知られる・・・というので、てっきり奥方に噛みつかれたのかと(笑)
by opas10 (2016-06-03 22:57)
opas10さん
これ、奥方だったらもっと笑えましたね。
by carotte (2016-06-05 15:44)