6月は雨 [リムザン地方]
いよいよ梅雨が本格的になってきました。
どんよりと曇った空からしとしと雨が降るのはあまり愉快ではありませんが、この時期、雨が降らないといろんな意味で困ります。
東京は水がめが危ない状況になっていますし、できればざあ〜っと降って欲しいところです。
欧州で6月といえば、一年のうちでも一番お天気のいい日が続く月。
しかし、フランスには日本と同じように雨の日が続くところがあることがわかりました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年6月16日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはリモージュ焼きで世界的に知られる町リモージュ(Limoges)。
この時期、他の町ならサングラスが欠かせませんが、ここリモージュでは、これ、傘が絶対に欠かせないそうです。
「傘は必要です。朝、家を出るときは日差しがありましたが暗いねずみ色の雲が出てました。夕方になって雨に濡れるのは嫌なんで傘を持ってきました」と男性。
この日、リモージュの朝の気温は14度。予報によると午後の気温は17度にしかならないそうです。
ここが日本と違うところ。日本はむしろ蒸し暑くなってしまいますが、リモージュでは寒くなるらしい。
長袖のジャケットを羽織ったカフェの従業員がテラスにテーブルと椅子を出して並べています。
雨が降りそうなのに大丈夫なのかな?
「昨日は途中から雨が降り出して、テラスのお客さんは大急ぎでお店の中に移動してきました。雨に降られては他にしようがありませんからね」
どうやら晴れたり降ったりの繰り返しらしい。
好天気の続くこの時期、お肉屋さんではバーベキューで使うメルゲーズ(ソーセージ)がよく売れるところですが、ここでは逆に売り上げが落ち込むとか。
「雨の降る肌寒い日は家の中にいる方がいいですからねえ」とお肉屋さん。
そして、家庭菜園では長靴姿で手入れをする人がいました。
「この時期は種をまいたり苗を植えたりはできません。こうやって雑草を引き抜いて手入れをするくらいです」と男性。
リモージュも太陽が戻ってくるまでしばらくの我慢です。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、僕の父は “冷戦” についてこう説明していた。『ソ連とアメリカがお互いに飛行機を飛ばして冷たい雨を降らせたことからきてるんだよ』それを僕はずっと信じてた」
VDM (Vie de merde)より
気温が14度や17度というと日本の3月ですね、雨が降らなくとも外でお茶、という気分にはなれないです。
by opas10 (2016-07-01 22:16)
opas10さん
欧州は雨が降ると必ず気温が下がって冬のような気候になってしまいますよね。夏でもコートが必要になる時があります。
by carotte (2016-07-03 14:45)