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続・反対デモ [地方の小さなできごと]

 舛添さん、最後の最後まで都民の方を向いてくれませんでした。残念なことです。

 

 政治資金の適切な使い道や、地方自治とはどういうものかについて考えさせられる出来事でした。

 

 次期都知事の名前がぼちぼち上がってきますが、なんか、もう、いやになります。やる気なくなる・・・。

 

 さて、先週末、フランス北西部の町グランヴィルで、有料駐車場を増やす議案が可決されたことに対して、住民たちが反対デモを行ったという話を紹介しました。

 

 あれから、どうやら一つの結論が出たようです。


Paris_Granville.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年6月11日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 

 

 静けさを取り戻したグランヴィルの街角。

 

 先週の土曜日はご覧のとおりデモの参加者で溢れかえっていました。

 

 その住民の反応を見て、町長さん、政策の変更を決定したそうです。

 

 この方がその町長さん。

 

 「十分に審議がなされていなかったということだと思いますので、この件はもう一度スタートラインに戻します。そして再度、公共サービスを利用する方々とよく話し合ってから決定したいと思います」

 

 この話し合いには、漁師、商店の経営者、住人などが参加することになっています。

 

 ということは、政策の撤廃ではなく延期ということのようです。

 

 因みにその計画によると、町の繁華街の577か所に追加の有料駐車場を設置し、料金は年間で200ユーロになるはずでした。

 

 そしてその目的は放置車を減らすこと。

 

 なるほど、そういうことだったのですね。

 

 ひょっとしてあちこち好き勝手に車を止めっ放しにしていたってことなんでしょうかね?

 

 当初、商店街の皆さんは、ツール・ド・フランスのレースが行われる間、お店を閉めてしまうことにしていました。しかし、状況が変わりました。

 

 「レース期間はしっかり営業して盛り上げたいと思います。住民はもとより観光客も大歓迎です」と商店の方。

 

 ツール・ド・フランスは町の経済にとっても有益だと言います。

 

 「レースはテレビ中継されますから町の知名度を上げる絶好のチャンスだと思います」と男性。

 

 とにかく、行政と町民の対立がとりあえずは解消してよかったですね。


 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、初めて彼女の両親に会った。不思議なことに父親の顔に見覚えがあった。そして父親が機動隊員だと言った時、過去の出来事が鮮やかによみがえってきた。高校時代、デモに参加した時、僕の腕の骨を折ったのはこいつだった」

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

opas10

女性の町長さんなんですね、住民の反対を見て考え直すあたり、どこぞの都知事と違ってちゃんと住民の方を向いています。しかも、ちゃんと公共に資する理由があったのですから、これまた公私混同のどこぞの都知事と大違い(-_-;)
by opas10 (2016-07-01 22:22) 

carotte

opas10さん
町長さんは女性だったんですよ。住民がデモをして、それを町長が受け入れてやり方を変えるというこの流れは悪くないような気がします。考えてみると、東京の最小自治体は区ですが、世田谷区だけでも90万人もいます。ちょっと大きすぎるような気がします。最小が10万単位くらいにならないものかといつも思います。
by carotte (2016-07-03 14:53) 

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