最速パリーストラスブール [フランスのお宝]
有料駐車場の問題でガタガタしていたグランヴィルですが、7月4日、無事にツール・ド・フランスの選手たちがスタートして行ったようです。
その映像に興味にある方は→こちら。
グランヴィルは第3ステージの出発点になっていました。ここから選手たちはアンジェを目指して走ります。
それにしてもサポート用の車両の数がすごいですね。屋根に乗っている自転車はスペア用でしょうか?
最後は警察車両と救急医療の車両が走って行きました。
さて、フランスの高速列車と言えばTGV。
この度、パリ - ストラスブール間で最速のTGVが開通したそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年7月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
7月3日の朝、最速のTGVがパリを出発していきました。記念の一番列車です。
デッキに取り付けられた液晶画面には時速260キロの文字が・・・。
このTGVの開通によりパリ - ストラスブール間は1時間46分に短縮されます。
因みに2007年当時は2時間20分、そしてそれ以前は4時間もかかっていました。
私も今から7〜8年前になってしまいますが、この線のTGVに乗ったことがあります。
その時、ただいま世界最速で走ってます、というようなアナウンスがありました。
恐らく220キロとか230キロとかそんなもんだったと思います。
しかし、外は真っ暗でどんなスピードなのかさっぱり・・・。残念なことをしました。
「この40年でどんどん縮まりました。在来線の頃は5時間15分かかってましたからね。今は最速で乗り心地も良いです」と男性客。
「僕は三日間だけのフランス旅行なので時間を無駄にできませんからありがたいです」と別の男性客。
こうしてめでたく最速TGVが開通の運びとなったわけですが、本来なら3ヶ月前に開通する予定でした。
昨年の11月14日、試験走行中に脱線事故を起こしたことが遅れにつながりました。
あのパリの連続テロ事件の翌日のことで大きなニュースにはなったものの、テロ事件でかき消されてしまったのでした。
フランス国鉄は、この日のTGV開通により2020年までに70万人の利用客増加を期待してるそうです。
「フランス東部は地の果てみたいなイメージがあって、遠いから行かない、なんて言えたのですが、こうなるとそうはいかないですね」と女性客。
さあ、いよいよストラスブールに到着です。外の気温は21度。
「30分短くなって、便利になりました。何しろうちは子供が三人もいますからありがたいです」と別の女性客。
ストラスブールでは記念のイベントを開催しているようです。
高速列車TGVで結ぶと、フランスの地図もこんな風になります。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、TGVに乗った。車両はガラガラ。ちょっと窮屈だったスニーカーを脱いでうとうと眠ってしまった。到着10分前のアナウンスで目を覚まし、靴を履こうとしたら片方しか見つからず、そこには次のようなメモが残されていた。『もう片方は12号車から18号車の間にある。幸運を祈る』」
VDM (Vie de merde)より
4~5時間かかっていたのが、1時間46分だと全然違いますね。フランスでも、日本のように高速鉄道vs航空会社という競争はあるのでしょうか?
by opas10 (2016-07-09 22:40)
opas10さん
そういえば、高速鉄道vs航空会社という話題をあまり耳にしません。でも、フランス国鉄は盛んにTGVの乗車券の安売りをしてます。細長い地形の日本と違って丸い地形のフランスは鉄道での移動が簡単かもしれません。
by carotte (2016-07-13 16:18)