消防隊の7月14日 [トピックニュース]
サッカー欧州選手権の決勝戦、惜しくもフランスはポルトガルに負けてしまいました。残念でした。
しかし、やっと終わってくれてホッとしています。
何しろ、ニュースの半分以上がこのサッカーの話ばかり。正直、イヤになってました。
さて、今週の木曜日、7月14日は革命記念日。
日本ではパリ祭と呼ばれていますが、フランスではそのままズバリ “7月14日(14 Juillet)”。無理やりカタカナにすると “キャトルズ・ジュイエ”。
各地で様々なイベントが開催されます。
シャンゼリゼ通りでは軍事パレードが行われ、花火も打ち上げられます。
そして、ほとんどの町で開催されるのが消防隊主催のダンスパーティー。
当日を後3日に控え、消防士さんたちは準備の真っ最中。
今日は、グルノーブルの消防隊を訪ねてみました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年7月10日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下にある文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
“ストリップ大作戦”
今年のグルノーブル消防隊のミッション名です。
1日2回の巡回の合間にこうして準備に余念がありません。
なんだか筋肉を鍛えているだけのように見えますが、一体何の準備???
「かなりのプレッシャーです。皆さんをがっかりさせないように、去年よりうまくやりたいですからね」と消防隊のジェロームさん。
こちらが、その去年の映像。30年ぶりにダンスパーティーが復活した時の模様です。
なるほど、それでストリップ大作戦なんですね。会場の興奮ぶりが伝わってきます。
「かっこいい!グルノーブル消防隊、ありがとう!!!」
黄色い声援があちこちから飛んできます。
こちらは、署内のトレーニングルーム。本番に向けて極秘の練習が続けられています。
何しろこの出し物、7月14日のダンスパーティーの中でも一番重要な位置を占めています。
「去年とはまた違って、ちょっと冒険してみました。早いテンポで、怪しげな男の魅力たっぷりに仕上げてあります」と先生。
どうやらズボンを順番に脱いでいくらしい。こりゃ盛り上がりそうですね!
因みにこの出し物で集まった収益は、白血病の子どもたちを支援する団体に寄付されるそうです。
「何しろ消防士ですからギクシャクして柔らかくてスムーズな動きができないんですよ。でもこうして練習すれば少しは良くなるんじゃないですかね」とピエールさん。
「そもそもダンサーじゃないですからねえ〜、簡単じゃないですよ。でも気力で頑張ればなんとかなりそうです」と別の消防士。
なんと去年は松明を持って火を吹いたりしてました。大道芸の域に達してます。
これは人気にもなるはずです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、僕は消防士だが、慌てた女性から電話がかかってきた。『フェリックスが木の上に引っかかって動けなくなったの!』そこで僕は尋ねた。『フェリックスというのは猫ですか?』『とんでもない、私の孫よ!』」
VDM (Vie de merde)より
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