週末はアヌシーで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は夏にふさわしいフランス東部のリゾート地アヌシー(Annecy)を旅します。
パリからアヌシーまではTGVで3時間40分ほど。空路なら1時間ほどです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年8月6日に放送)
アヌシーと言えばこのターコイズブルーの湖。そしてそれを囲む山々。
本日の案内役は周囲約40キロの湖の岸辺に立つ短パン姿のこのおじさま。一緒に夏のバカンスを楽しみましょう!
湖の岸辺を見渡すと、水着姿の家族連れでいっぱい。まるで海水浴場のよう。
「緑の山に囲まれた湖の水は澄んでいるし、周りの人たちの雰囲気も良いので気持ちが良いです。それにここならクラゲもいませんからね(笑)」と男性。
まずはボートを借りで湖上を散策です。
ここではモーターボートやヨット、足こぎボートなど様々な乗り物を貸してくれるようです。
今回はモーターボートをレンタルしました。いざ出発!
毎年250万人がアヌシーを訪れるそうですが、その理由がよくわかります。
「エンジンを切って静かに漂っていると、湖の大きさがよくわかります」とリポーター。
水の上の散策が終わったら、今度は陸の上を散策です。
ここはアヌシーの旧市街。街の中を3つの川が流れており、アルプスのベニスとも呼ばれています。
白鳥と一緒に浮いているの黄色いのはアーティストの作品?
6.40ユーロを払うと、2時間のガイド付きツアーが楽しめます。
趣のある古い町並み。かつてアヌシーはジュネーブ伯爵の領地でした。
「ここに昔のアヌシーの姿を見ることができます。昔は直接水の上に家を建てたのです」とガイドさん。
暑い夏に食べたくなるのがアイスクリーム。アヌシーに来たからにはこのお店Glacier des Alpes(上記地図の青印)のアイスクリームをいただかなくては。
リポーターが食べているのはカカオアイスとシャーベット。美味しそうですねえ〜。
次はアヌシー城(こげ茶印)を見学しましょう。
13世紀に建てられたお城は手つかずのままで残っていますが、中は空っぽ。しかし、スマホを使えば昔の室内をバーチャルで体験することができます。
中世を満喫したところで、今晩の宿へと向かいます。
こちらは湖畔のキャンプ場Camping Les Rives Du Lac(オレンジ印)。専用の船着場が付いています。
今晩はこのテントで一夜を過ごします。5人泊まれるそうです。
一息ついたら夕食の時間。キャンプ場から2キロほどのところにあるレストランLes Tilleuls(黒印)でいただきます。
定食は19ユーロ。メガネの方がここのオーナーのジルさん。
厨房を覗いてみると、シェフがフェラ(サケ科の魚)を使った料理を作っているところでした。
「地元ではフェラ(féra)と呼ばれている魚です。アヌシー湖の魚ですよ」とシェフ。
いつかレマン湖の番組でもこの魚が登場しました。美味しそうなのでこれを注文。
「今朝、釣れたばかりのフェラですよ。召し上がってください」とジルさん。
新鮮な魚はさぞかし美味しいことでしょう。
お腹いっぱいになったらそろそろおやすみの時間です。
翌朝は日曜日の青空市を訪ねました。
アルプスの山々で育った家畜の乳で作られたチーズをお土産に買って帰ることにしました。
購入したのはヤギのチーズ。どんなお味なんでしょう?
そろそろ帰りの時間ですが、その前に、街のシンボルとも言えるアムール橋(緑印)を渡っておきましょう。その名にふさわしい眺めです。
さて今回の費用は、ボート代が36ユーロ、ガイド付き街歩き代が6.40ユーロ、アイスクリームが3ユーロ、レストランでの食事が25ユーロ、キャンプ場での宿泊代が90ユーロ、お土産のチーズ代が7.65ユーロ、閉めて168.05ユーロでした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、日焼けしたせいで妙なことになってしまった。因みに私の髪にはメッシュが入っていて顔半分が髪で隠れている。となると何かに似てるでしょ。そう、イチゴとバニラアイス」
VDM (Vie de merde)より
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