週末はトゥケで [パリから週末旅]
台風のおかげか、昨日から急に涼しくなりました。エアコンも必要なし。
さて、日曜日は恒例の週末旅。
今週はフランス北部の海辺の町トゥケ(Touquet)を訪ねます。
正式な町の名称はル・トゥケ=パリ=プラージュ(Le Touquet-Paris-Plage)。長いから略してトゥケ。
パリから車で2時間半ほど。列車なら乗り換えなしで同じく約2時間半。
わっ、派手!
今回の旅は真っ赤なフォード・マスタングで始まりました。ひょっとして初代のマスタング?
緑の中を走り抜ける真っ赤な・・・、あれはポルシェでしたっけ(笑)。
林の中を走っていると左右に見えてくるのがヴィラ。ここは高級別荘地のようです。
「特権階級が、誰にも邪魔されずに、静かに快適に過ごすことのできる別荘というわけです」とマスタングのオーナー。
どうやらトゥケは有数のリゾート地のようです。
19世紀後半からその兆候が始まり、20世紀初頭にはカジノも作られました。
「1930年頃、英国にはカジノがなかったので、それを目当てに英国人が週末になるとトゥケにやってきたのです。そのうち長期の休暇をここで過ごすようになり、別荘を建てたのです」
さて、別荘地のドライブを楽しんだ後は、ビーチでランドセーリングにトライしてみましょう(上記地図の赤印)。
なかなか楽しそうですね。スピードは時速40キロになることもあるとか。でも、操縦は難しくないそうです。
よく見ると帆が万国旗になってました。
さて、トゥケで一番賑わっているのがサン=ジャン通り。レストランもカフェも人でいっぱいです。
リポーターが入ったのはRestaurant Perard(青印)。
「当店のスペシャリテは魚介類の料理です」とお店の方。
ここは魚屋さんのレストラン。新鮮な海の幸が並んでいます。
そこで白ワインと牡蠣をいただくことにしました。「乾杯!」
デザートは、サン=ジャン通りにあるチョコレート屋さんAu Chat Bleuへ(こげ茶印)。
1920年創業の老舗です。おいしそうなチョコが並んでいます。
中でもこのお店のスペシャリテがこれ。中にはプラリネのムースとヌガーが入っています。
「子供の頃に食べたのと同じ味ですね」とリポーター。
「昔から変わらない味ですよ」とお店の方。
おいしそうですねえ〜。幾つか買ってビーチでいただくことにしました。
シーズン中とあってたくさんの人が海水浴を楽しんでいました。
気温は28℃。ちょうどいいくらいの気温ですね。
この辺りはオパール海岸と呼ばれているそうです。そして名物はこの小部屋。
荷物を置いたり、雨の時はこの中に非難したり、いろいろ便利に使えるそうです。
ノルマンディー地方の海岸でも同じような小部屋が設置されているのを見たことがあります。
トゥケの夏を1日楽しんだところで、そろそろ宿でゆっくりしましょう。
ここはHôtel Barrière Le Westminster(オレンジ印)。
中を案内してくれるのは勤続30年のコンシエルジュ、ジョゼさんです。
ロビーの壁には、エディット・ピアフ、ド・ゴール、マレーネ・ディートリッヒなどの肖像写真が飾られています。皆、このホテルの利用者でした。
そしてこれらのセレブも使ったというレトロなエレベーター。
今晩、泊まるお部屋が405室です。俳優のミッシェル・セローが愛用した部屋だそうです。
今回は贅沢にシャンパンをいただきながら四つ星ホテルで夜を過ごします。
さて、今回の費用は、ランドセーリングが46ユーロ、牡蠣6個が30ユーロ、チョコレート8ユーロ、宿泊代150ユーロで、締めて234ユーロ(約27,000円)でした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、一日中ビーチで寝転がっていると、女性がなんども自分の子供に言っているのが聞こえてきた。『泳いじゃダメよ』とか『砂で遊んじゃダメ!』とか。これじゃあ何のために海にやってきたのか子供にゃわからんのじゃないか?」
VDM (Vie de merde)より
今回の費用にシャンパンは入っていないんですね~(笑)
by opas10 (2016-09-11 21:36)
opas10さん
今回は宿泊代が150ユーロと珍しく高いので、シャンパンはウェルカムドリンクで込みかもしれませんよ。
by carotte (2016-09-18 16:18)