夜行列車 [トピックニュース]
高速列車や空路の充実などでしだいに姿を消す夜行列車。
それは日本だけでなくフランスでも同様です。
そこで、フランスのTV局France 2の取材班は、今年いっぱいで廃止になってしまう夜行列車の一つに乗ってみることにしました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年8月29日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
普通列車に乗って寝ながら旅をしようと思っても、寝心地は悪いし、こんな風に30分おきに起こされたりでもうぐったりです。
そこで、夜行列車に乗ってみることにしました。
こちらの夜行列車はシャモニー行き。
とは言っても、今年限りで運行が廃止されることになっています。
2等車両に乗り込みます。5㎡のコンパートメントにはベッドが6つ。
どうやらここを使う乗客はリポート一人だけのようです。一番上のベッドを使うことにしました。
これなら椅子より寝心地は良さそうです。しかし、寝るにはまだ早すぎる時間です。
「お腹が空いたので食堂車に行ってみたいと思います」とリポーター。
車両から車両へと移動。ドアが締め切られたコンパートメントが少なくありません。それに乗客の数もまばら。
これでは営業は続けられないですね。廃止になるのも止むを得ずです。
結局、食堂車は見つからず。仕方なく戻ります。
その途中、夜行列車が大好きというカップルに出会いました。
「車窓から月や田舎の風景を眺めるのが楽しいんです。夜行列車にはいろんな発見があります」
自分のベッドに戻ってきたリポーター。パソコンで映画でも見ることにしました。
電源は通路にしかありません。こんな風につないでいても文句を言う乗客は誰もいません。
真夜中になって列車が止まりました。ここはディジョン駅。
ここに2時間ほど停車するようです。自動販売機で食べ物を仕入れることにしました。
そこで出会った男性は、眠れないとかで駅をぶらぶらお散歩。
一方、リポーターの方はベッドに戻って寝ることにしました。
他に乗客はいないのでコンパートメントは貸切状態。これなら気を使うこともないのでぐっすり眠れそうです。
そして6時間後、日が昇り、窓の向こうには山が見えてきました。
洗面所は乗客で少し賑わってきました。
朝の身支度をしているうちに、アルプスの山々が見えてきました。あのモンブランも姿を現しました。
いよいよ終着駅に到着です。
「朝の9時に到着しました。もしこれがTGVだったら2時間でここに到着していたでしょう」とリポーター。
2時間しかかからないのなら夜行よりTGVに乗っちゃいますねえ〜。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、夜行列車に乗った。よく眠れるようにと睡眠薬を飲むことにした。ぐっすり眠り込んだその列車とは、パリの地下鉄だった」
VDM (Vie de merde)より
コメント 0