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多額のタクシー代 [トピックニュース]

 富山議会が大変なことになってしまいました。

 

 しかし、公金=血税という意識が薄くなるのはどこの国も同じようです。

 

 フランスでは公金の使い道が適切でなかったために有罪判決が下される事態になっています。

 

Paris_Paris.jpg
 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年9月15日に放送)(をクリックしても映像が出てこない時はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



L'opéra de Paris épinglé pour ses importants frais de taxis

 

 パリ・オペラ座の玄関口で毎月約100台のタクシーがお客を乗せて走り去っていきます。

 

 その額、年間10万ユーロ(約1,150万円)。

 

 フランスの会計院(Cour des comptes)が調査した結果、この数字が明らかになりました。

 

 会計院とは、簡単に言ってしまえば、公金が適切に使われたかどうかを監査し、場合によっては自ら裁判を行うことができます。

 

 会計院が注目したのはオペラ座の役員約10名のタクシー代です。

 

 2011年から2014年にかけてその額が50%も増加していました。

 

 金額にすると62,000.00ユーロから93,349.00ユーロに増えていたのです。

 

 この役員の中の一人は、運転手つきの公用車を利用することが許されていたそうです。贅沢なことしてますね。

 

 オペラ座によれば、去年からシステムを変更し、今ではタクシー代は30%減少したとか。

 

 そして公用車は全て廃止。

 

 とはいうものの、こちらのダンス監督のバンジャマン・ミルピエ氏は、規則に反して、今年初めに辞任が発表されるまで公用車を使い続けていたそうです。

 

 会計院が指摘したのはオペラ座だけではありません。

 

 フランス国立視聴覚研究所(INA)の元所長は、40,000ユーロ(約460万円)のタクシー代で執行猶予付きの有罪判決をうけているそうです。

 

 日本にも会計検査院という機関があるようですが、自ら裁判を行うという権限はないですよね。

 

 フランスの場合は、監査もして裁判もするということですから、割に大きな権限を持っているようです。 

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、彼女と一緒にタクシーに乗り、マクドナルドのドライブスルーに行ってもらうことにした。彼女が親切心でコーヒーでもご馳走しようかと思い、運転手に何か欲しいものはないか尋ねると、運転手は、ダブルバーガーにフライドポテト+コカコーラのセットを注文した[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

t-toshi

carotteさん お久しぶりです。ちとズボラになってしまい、どこにも訪問をしておりませんでした。▽権力は腐敗する、ですね。私たちの税金が徒消されています。東京をはじめどの県にもメスを入れて貰いたいですね。
by t-toshi (2016-09-17 10:55) 

carotte

t-toshiさん
こんにちは。私も時々ズボラします。そうしないと身がもたないですもんねえ ^^。
ちょっと偉くなった気分で特権があるような気分になるんでしょうけど、そういうもんじゃないですよね。毎年、え〜っ、こんなに持ってかれてしまうのかと感じる税金を、私利私慾で使われたのではたまりません。
by carotte (2016-09-18 16:55) 

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