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週末はベルギーの海岸で [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 

 今回はベルギーの海岸を旅します。

 

 パリから行くとなるといろんな方法があるようですが、今回は、ブリュッセル経由よりベルギー国境に近いダンケルク(下記地図の紫印)から向かうことにしましょう。

 

 パリからダンケルクまではTGVで2時間35分。


Cote_Belgie.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年9月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 

 ダンケルクからベルギーの海岸までは、時速25キロのランドヨットで向かいます。

 

 曇り空がちょっと心配ですが、風に乗って海岸をびゅんびゅん飛ばします。

 

 聞こえてきたのはジャック・ブレルの歌声。ベルギー生まれのシャンソン歌手です。

 

 気がつけばすでに国境を超えていました。ここはデ・パンネ(赤印)。

 

 フランソワさんがビーチでお客様を迎える準備をしていました。

 

 「こうして幕を張っておけば風除けになるのでお客さんはゆっくり日光浴を楽しむことができます」

 

 フランソワさんはフランスで車を販売していましたが、今はベルギーでビーチを借りて商売を始めました。

 

 「ここが私の事務所です。自由気ままに仕事ができます。窓の向こうにはジャック・ブレルの北海と砂丘が広がっています」

 

 ここはもう英仏海峡ではなく北海になるんですね。そして北海といえば、ジャック・ブレルのこの歌 “Avec la mer du Nord”(「北海とともに」というような意味合い) 。風と波と砂浜・・・。

 

 お腹がすいてきたのでブランチをいただくことにしましょう。

 

 ここは海岸から少し入ったところにある食べ物屋さんHof van Commerce(青にナイフとフォーク印)。

 

 案内されたお部屋はご覧の通りちょっと風変わり。天井を見ると下着が飾ってあります。お店のオーナーの好きなアンティークをインテリアとして飾っているのだとか。

 

 ここは、古道具屋風レストラン兼お肉屋さん+ハム・ソーセージ屋さんみたいなお店です。

 

 ビュッフェ式で自分の好きなものを好きなだけ取って食べるシステムになっているようです。

 

 お腹がふくれたらまた海岸に戻ります。

 

 オーストダインケルケの海岸(緑印)では伝統のエビ漁が行われていました。

 

 ここからはトラムに乗ります。

 

 デ・パンネからクノックヘイスト(オレンジ印)までの60キロの海岸をトラムが走っています。

 

 なんだか江ノ電みたいですね。でも江ノ電はこんな寒々とした風景ではないですね。

 

 クノックヘイストに着いたら今晩の宿Hotel Binnenhofにチェックイン(こげ茶にベッドのマーク)。

 

 アート好きのオーナーのコレクションがあちこちに飾ってあります。

 

 このホテルでちょっと驚いたのは、朝食の時間にシャンパンが出てくること。

 

 「バカンスだからいいんじゃないですかね」とお客様。

 

 さて、次に訪ねたのはオステンドにあるカフェ&バーLafayette Music Bar(赤にカクテルのマーク)。

 

 ここはアメリカのミュージシャン、マーヴィン・ゲイがよく訪れたお店です。

 

 「彼はよくこの界隈を散歩してましたよ」とお店の方。

 

 マーヴィン・ゲイはこの建物Residentie Jane(ブルーに家のマーク)のこの部屋で薬物依存症と戦いながら2年間滞在していたそうです。

 

 その間に生み出された曲が「セクシャル・ヒーリング」。その記念のプレートが建物の歩道に埋め込まれています。

 

 オステンドには一度行ったことがありますが、マーヴィン・ゲイと関係があったなんて初めて知りました。こんなところで保養していたんですねえ〜。

 

 さて今回の旅の費用は、宿泊代が130ユーロ、ブランチが20ユーロ、ランドヨット代が15ユーロ、ゴーフル(ビーチで食べていた)が2ユーロ、トラムが6ユーロ、ビュフェ式夕食が20ユーロ、締めて193ユーロ(約22,000円)でした。

 

  

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


 

「今日、ベルギーに作られたアメリカの新会社で働くことになった。出勤初日、自分の英語力をアピールしようと同僚たちに英語で話しかけたが、誰一人としてわかってくれなかった[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より



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