初の女性市長は剛腕? [トピックニュース]
築地市場の豊洲移転問題、こんなにこじれるとは思ってもみませんでした。
都知事選が話題になり始めた頃、宇都宮さんが移転中止などと言っているから、何で今頃そんなこと言い出すんだろうなんて思ってました。
ここまでもグダグダになってしまった移転問題、どうにかうまい解決法が見つかるといいのですが・・・。
小池さん、大変ですね。初の女性都知事、最初から難問に取り組んでいます。
とは言っても、ワタクシ、小池さんには投票しておりません。あの有力候補3人にはどうしても投票したくなくなって別の方に一票を投じました。
それはどうでもいいとして、女性知事といえば、パリ市長アンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)も同じように初の女性市長です。
こちらは市長になってからすでに1年半以上が経ちます。
最近、野党からは「なんでも力づくで決めてしまう!」と非難の声が聞こえてきます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年9月25日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない時はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Paris : les épineux dossiers d'Anne Hidalgo
パリの名所とオバーラップして登場するのがイダルゴ市長です。所属政党は社会党。
顔の感じがスペイン系。それもそのはず、スペインで、スペイン人の両親の間に生まれました。
2歳の時に両親と共にフランスに移住。1973年にフランス国籍を取得。
そのため一旦スペイン国籍をなくしますが、2003年に再度スペイン国籍を取得しています。
ということは二重国籍。でも、フランスでもスペインでも問題ないらしい。
それはさて置き、このイダルゴ市長、“抵抗勢力” からやり方が強引だと言われています。
例えば、ほんの二日ほど前にセーヌ川の岸辺にある車道を歩道に変える計画が決定された件について、パリ1区の区長で共和党のルガレ氏はこう言います。
「車の数を減らし大気汚染を少なくしようという目的ですから、それにはもちろん賛成ですよ。ただ、手法が問題なんです。これまでのやり方に則ってきちんと手順を踏んでない」
イダルゴ市長、着任以来、この “これまでの伝統的手法” というのにぶつかりながら仕事を進めているようです。
昨年冬、ホームレスの避難所をブローニュの森の周辺に作る計画が発表されました。
すると16区の住人による反対運動が起こりました。
しかし、結局は避難所の建設工事は始まり、計画は着実に進められることになりました。
ホームレスや難民にとっては市長の英断なのかもしれませんが、反対派にとってはどうなのか・・・。
パリ郊外に建設中の難民センターについても議論が巻き起こっています。
テレビのインタビューでヒダルゴ市長自身が支援してくれない友人や政治家がいることを明らかにしています。
そして、一旦、白紙になったあのガラスのピラミッドのような巨大ビルの建設計画も、また市長が押し進めようとしています。
パリ市議会議員でヨーロッパ・エコロジー=緑の党のベイヤール議員は、新市長はブルドーザー以外の何物でもないと言います。
「ですから、軋轢や罵声が起きるんです。しかし、それが政治の世界なのかもしれません」
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、パリの地下鉄にワイパーが付いているのを発見した!」
VDM (Vie de merde)より
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