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路線変更で非難の声 [地方の小さなできごと]

 夜はじっとしていると結構寒いですね。冬の足音が遠くの方から微かに聞こえてきます。

 

 さて、夏が終わって9月から新しい学年が始まったフランス。

 

 学校だけに限らず、9月から様々なことが新しく変わりました。

 

 フランス東南部の町シャンベリ(Chambéry)は、バスの路線が新しく変更されたことでちょっとしたゴタゴタが発生してしまいました。


Paris_Chambery.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年10月14日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 

 シャンベリーは人口6万人足らずの町ですが、サヴォワ県の県庁所在地。

 

 ここはエレファント広場。このモニュメントはすごいですね。噴水だそうです。作られたのは1838年。

 

 それはさて置き、ここは町の中心地。

 

 噴水を中心に商店が周りをぐるりと取り囲んでいます。

 

 雨の日で人の姿もまばら。でもこれは雨のせいだけではなさそうです。

 

 9月になって公共バスの路線が変更になり、この広場には停留所がなくなってしまいました。

 

 その結果、明らかに人通りが減少してしまったのです。

 

 「お客の数が25〜30%減少していましました。人通りがなくなりましたからね」とお店の男性。

 

 「この広場にやってくる人の数が減りました。なにしろバスの停留所がなくなってしまったんですから。このツケが全部このあたりの商店に回ってきてるんです」と靴屋の責任者。

 

 町は、中心街に人が集中し過ぎるのを緩和し、バスの路線網をより豊富にするために路線を変更したのです。

 

 そして、エレファント広場界隈は歩行者だけに解放され、様々なイベントを開催できる場所にしたのです。

 

 「人の動きを改善するための策なんです。バスに乗る人の数はどんどん減少し、ローヌ=アルプ地方では人の移動が少なくなっているのです」と町の助役さん。

 

 しかし、その結果、多くの商店や住民から不満の声が上がってしまいました。

 

 「町外れに住む人たち、特に高齢者はシャンベリまで来て買い物をするのが難しくなってしまいました」と別のお店のオーナー。

 

 今はこんな感じでも、イベントやらなんやらが定期的に開催されるようになれば人も集まりお店も繁盛しそうな気がしますが、どうなんでしょうね?

  
  

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、ショッピングに出かけた。あるお店に入ったら良さそうなバッグがあったので見ていたら店員が声をかけてきた。それで私は言った。『とっても気に入ってるんだけど、このタグさえなければねえ」すると店員が吹き出して言った。『これは盗難防止のタグなんですよ』」

 

VDM (Vie de merde)より



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