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お墓まいりの花 [トピックニュース]

 今年も早いものでクリスマスまであと2ヶ月ほど。

 

 そこで、パリの展示場Paris Expo Porte de Versaillesでは、おもちゃの見本市Kidexpoが開催されています。

 

 その映像に興味のある方は→こちら

 

 子供達にとっては天国みたいなところですね。

 

 ハイテク技術を使った新しいおもちゃも展示されています。また会場にはピカチューもいるようです。

 

 さて、10月も残り少なくなりましたが、11月1日は、カトリック教会の祝日。

 

 「諸聖人の日」と言って聖人と殉教者を記念する日です。

 

 そんな意味合いもあってか、フランスではお墓まいりの日になっています。

 

 お墓に飾る花は菊。フランス北部のノール県の町を訪ねます。

Paris_Nord02.jpg




 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年10月20日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 




 赤や黄色の菊が太陽の日差しを浴びて花を咲かせています。

 

 ここは菊の栽培園。ポンポンみたいに丸くして咲かせるのがフランス風?

 

 今年は水不足の影響などあって開花が遅れているとか。

 

 「今年は異なる色を集めたものを栽培して出荷しています。これは三色の菊です。お墓向けです。他には家の中に飾れるものも用意しています」

 

 フランスでお墓に菊が供えられるようになったのは1918年からです。

 

 第一次世界大戦で亡くなった兵士を弔うのに使われたのがその始まりです。

 

 現在、50種類以上もの菊が栽培されています。

 

 「この20年ほどは、こちらの伝統的な菊がよく売れています。「諸聖人の日」だけで年間売り上げの20%ほどになります」とお店の方。

 

 こちらはリールにほど近い町にある花屋さん。菊は一本3〜7ユーロで販売されています。

 

 「これを買うことにしました。この中でこれがキレイだと思ったんです」と女性。

 

 「母がこれを選びました。祖父のお墓に供えるんですが、この色が好きだったんです」と別の女性。

 

 最近は、こんな風にアレンジメントしたものがお店に並ぶようになりました。

 

 「これなら一冬保ちます。安いので7.95ユーロ、高いもので30ユーロで販売しています」とお店の方。

 

 また、最近ではシクラメンなど、別の花をお墓に供える人も増えてきたそうです。


 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


「今日、墓地に祖父を埋葬していると、隣のお墓でお参りをしていた小柄なおばあさんが興奮気味にお墓に向かって話しかけていた。『ねえ、あなた、お隣さんができわたよ。良かったわねえ〜』」


 

VDM (Vie de merde)より




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