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クリスマスビール [フランスのグルメ]

 わが家では次期アメリカ大統領トランプさんを “カッパ” と呼び、現フランス大統領のオランドさんを “ペンギン” と呼んでおります。

 

 “カッパ” と “ペンギン” で電話会談なんてもうやっちゃったんでしょうね。

 

 ビジュアル的にも見てみたいので、ぜひ早めの正式会談をお願いしたいところです。

 

 さて、フランス(及び欧州の幾つかの国)にはクリスマスビールというクリスマスシーズンのために作られたビールがあるそうです。

 

 もともとはビール工場の従業員やお客さんにクリスマスのプレゼントとして贈られていたビールだとか。

 

 この習慣に目をつけたのがスーパーなどの量販店です。

 

 おかげで、10月に麦芽にした大麦を使って製造→12月中旬に出荷→1月1日まで販売という一連の工程が出来上がって、クリスマスビールが一般的になったそうです。

 

 フランスでは主にべルギーに近いノール県で生産されていますが、本日はノルマンディーのクリスマスビールをご覧ください。

Paris_Boudeville.jpg




 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのネットTV局BFMTVで2014年12月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 



 

 これがそのクリスマスビールです。

 

 濃い色、泡は繊細で少なめ、香辛料の味のするコクのあるビールです。

 

 「普通のビールとは違って香りが強いんです」とビール好きのアルチュールさん。

 

 こちらはそのビール工場。麦芽にした大麦炉、シナモン、コリアンダーを使ってビールを作ります。正確に計量しながら作るそうです。

 

 「少しでも量が違うと、まるで違う味のビールができてしまいます。ですから、常に決まった量で作らなくてはならないんです」と工場の方。

 

 こうして少なくとも1ヶ月ほど発酵させ、それから商品として出荷されるそうです。

 

 この工場ではシナモンとコリアンダーを使っていましたが、香辛料は生産者によって様々。オレンジの皮を入れるところもあるそうです。

 

 なぜ香りが強いのかといえば、寒い冬にはパンチの効いたビールを!ということらしい。アルコール度も最低で6度と少し高めです。

 

 売れ行きの方はどうかというと、工場の年間売上の1%ほどしかないそうです。そして一番売れるのは11月。

 

 大して売れるわけではありませんが、ビール工場にとっては大切な伝統でありイメージアップや新商品のテストの機会にもなっているので製造・販売が続けられているそうです。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******



「今日、ストラスブールに飾られるクリスマスツリー用の木が切り倒されるのをテレビで見ながら10歳になる息子に言った。『立派な木が切り倒させるなんてちょっと悲しいねえ』すると息子が冷たく言った。『パパが読んでる本が何でできてるか知ってるよね』」

 

VDM (Vie de merde)より



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