またこの時期になりました [トピックニュース]
来週には11月が終わり12月が始まります。
この時期、キリスト教の国では、クリスマスまでの日数を数えるためのアドベントカレンダーの準備が始まります。
このカレンダーには24個の窓があり(12月1日〜24日で24個)、12月になると毎日ひとつずつ開けていきます。
24日を開けると終了。翌日にはキリストの誕生日というわけです。
単純なカレンダーと思いきや、巷には様々なものがあふれているようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2016年11月23日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こうして窓を開けると、中から牛のフィギュアが出てきました。
こちらの窓からはおいしそうなチョコレート。
昔は、窓を開けると聖書の一節が書かれてありましたが、今ではこんな風に小さなプレゼントが入っていることが多くなりました。
そこに目をつけたのがメーカーの方々。あの手この手で消費者を引きつけようと様々なアドベントカレンダーを作っては販売しています。
スーパーではこの通り、子供達が喜びそうなキャラクターでいっぱいです。
種類も豊富ならお値段も様々。買いたいカレンダーが見つからず困っている人もいれば、たくさん買い込んでいる人もいます。
「子供が3人いるんで3つと、チョコレート好きの夫のために一つ買います」と女性。
家族で毎日一つチョコレートを食べながらクリスマスを迎えようということですね。
最近では、窓を開けると口紅が入ってたり、ティーバッグが入っていたり、はたまたビールが入っているものまで登場しました。これは大人用ですね。
こちらの企業では50年前からアドベントカレンダーを製造・販売してきました。
「クリスマスがテーマのものや、大晦日がテーマのもの、消防士や海賊ものもあります。子供たちが喜びそうなものを用意しました」とお店の方。
こちらの親子、どうやら海賊ものが気に入ったようです。
アドベントカレンダーの売り上げは年間5000万ユーロあまり。12%の増大を記録しています。因みに昨年は1200万個が売れたそうです。
大人をターゲットにしたカレンダーもあります。
「子供たちだけだと思ってましたが、私たちも楽しめますね」と女性。
「アドベントカレンダーならどんなものでもいいんです。必ずしも窓が24個なきゃいけないわけじゃありません。要はクリスマスプレゼントと同じ原理なんです」と化粧品店の方。
大人用のアドベントカレンダーは、320ユーロもする豪華なものもあります。
「こちらのは68ユーロですが、窓の中には50ユーロ相当のものが入っています。プロモーションとして提供されたものなのでお得な額でお買い求めいただけます」と男性。
一方、伝統的なカレンダーを用意する家庭もあります。
4人のお子さんのいるこのお宅では5年前からお母さんが手作りでカレンダーを用意しているそうです。
どうやら一つ一つ袋に入れて吊るすタイプのカレンダーのようです。
12月25日がやってくるまでワクワクしながら楽しい時を過ごすことができそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、友だちと話している最中に、スターウォーズのR2D2の中には人が入っているというのを初めて知った。それは、クリスマスイヴにやってくるサンタクロースが本当はどういう人なのかを知った時と同じくらいショックだった」
VDM (Vie de merde)より
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