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自動車に証明シール [パリ]

 フライドポテトより先にベルギービールがユネスコの世界遺産に登録されました。

 

 700年も前から作られ続けてきた歴史あるビール。

 

 ピルスナーからトラピスト、大量生産から地ビールまで、約3,000種類ものビールが造られているそうです。

 

 ベルギービール、深い味わいで美味しいですもんねえ〜。

 

 

 さて、大気汚染問題が深刻化しているパリ。少しでもこの問題を解決しようと、こんな取り組みが本格的に始まろうとしています。

 

Paris_Paris.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年11月30日に放送)(をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



Paris : les vignettes anti-pollution obligatoires pour circuler dès le 16 janvier

 

 ここはパリ東部のナシオン広場。

 

 お巡りさんたちが車やバイクを止めて、何やらドライバーに注意喚起しています。

 

 というのも、パリを走る車やバイクは、2017年1月16日から、走行開始年度や動力の形態を証明するシールを貼らなければなりません。

 

 「このシールの事をドライバーに周知させるための活動なんです。前もってきちんとしてもらっていれば、交通違反で取り締まる必要はありませんからね」と交通安全課の警官。

 

 なんだか婦人警官の帽子がかっこいいですね。

 

 それはさて置き、シールとはどのようなものか?

 

 全部で6種類あります。色分けされていて、緑は一番環境に優しい車、グレーは最も古い車=環境に悪影響を及ぼす車に貼られます。

 

 この証明シール、オンラインで注文することができます。価格は4.18ユーロ(約470円)。

 

 パリ氏や警察によれば、大気汚染がピークに達した日には、この証明シールを目安に市内を走る車を制限する予定だとか。

 

 今のところ義務ではありませんが、警察は証明シールのない車やバイクを取り締まりの対象にするらしい。

 

 この計画に怒り心頭なのが、“4千万人のドライバー協会” の会長さん。

 

 「走行開始年度や動力の形態で異なるシールを貼るなんて差別ですよ。また、それで違反だというなら、パリのドライバーの65%が違反だってことになります。こんなことしても何の解決にもなりません!」

 

 確かに、ちょっと差別的ではありますね。

 

 しかし、大気汚染の問題を解決し、市民の健康を守ることはパリ市にとっては最優先課題です。

 

 「車の通行を減らして、地下鉄やトラムを充実させるために20億円の予算を使っているんです。それに加えて、通行車の質をあげようとしているんです」とEELV(ヨーロパ・エコロジー=緑の党)のパリ市の助役。

 

 市民の半分が大気汚染の危険にさらされているというパリ。これが改善のための効果的な方法になるといいですが・・・。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、警官の私は、スピード違反の車を止めた。違反切符にサインさせようとボールペンを差し出したら、ドライバーがボールペンに息を吹きかけた」

 

 

VDM (Vie de merde)より




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