小さな村の初冬 [オーヴェルニュ地方]
ある調査によれば、来年のフランス大統領選で、フィヨン氏と極右のルペン氏の戦いになったらどちらに投票するか?と聞いたところ、70%がフィヨンと答えたそうです。
一応、今のところフランスはアメリカのようにはならず安泰のように見えますが・・・。
さて、12月に入って、一段と寒波が勢いを増したフランス。1日の朝の気温がマイナス8度になった地域もありました。
本日は中央山岳地帯の小さな村の初冬の様子をご覧ください。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年12月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
その村の名は・・・ジョーズ(Joze)。
サメなど一匹もいない山岳地帯の小さな村です。人口は1,000人余り。
この日の朝の気温は3度を下回っていました。
ここは朝早くから営業している村のパン屋さん。ショーウィンドウではサンタクロースがパンを焼いています。
お店の中は暖かそうですね。それにパンお香りが伝わってきそう。
「暑くても寒くても、季節は4つなくっちゃいけないの」と高齢の女性。
「気温が下がってるねえ。冬だから下がるのも当たり前!(笑)」とおじさん。
こちらは製材所?チェーンソーを動かしている方の息が真っ白。
「マイナス10度になる時があって、木も凍るんだよ
」と男性。
寒くても一日の仕事はきちんとこなします。
一方、こちらは配達のトラックを運転するパスカルさん。この地域を走り回っています。
本日はイザベルさんのお宅に薪を届けにやってきました。
トラック一台分の薪は150ユーロ(約17,000円)。
暖炉に薪をくべて火をつけると、あったか〜くなってきます。
ネコちゃん、ふかふかのクッションのある特等席に陣取っていました。
「こうして暖炉があるとみんなが仲良くなれるんです」とイザベルさん。
冒頭に登場したパン屋さんの作業場を訪ねてみると、クリスマス用ケーキ、ビュッシュ・ドゥ・ノエルの試作の真っ最中。室温は19度。
「パンにはこれくらいの気温がちょうどいいんです。湿気が多いと最悪ですが、気温はこれくらいがいいんです」とパン&お菓子職人のマニュエルさん。
この村にはレストランもあります。シェフがランチの準備を始めていました。
「今日の一皿は、豚のフィレ・ミニョンのクロラッパタケ・ソースです」とシェフ。
冬になると全てがぐっと落ち着いた雰囲気になります。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、お店に一人のお客がやってきてチョコ入りパンをくれと言った。冗談で、うちにはパン・オ・ショコラしかないというと、その男は寂しそうな顔になって店を出て行った」
VDM (Vie de merde)より
フランスの大統領選も、予想外が無いことを祈ります。うーん、世界が変わって行きそうな暗雲。心配です。
by t-toshi (2016-12-03 12:33)
あのトラックザバーっとイッパイあった薪、何キロくらいかな?
日本のストーブ用の薪の相場は、30キロで3000~5000円だそうです。
あのシーン、相当重量ありそうでしたよね、
猫ちゃんのくりっとしたお目目、可愛かった。
by nicolas (2016-12-07 22:33)
t-toshiさん
イタリアがあんなになってしまいましたし、安心してはいられないですね。今の所フランスは大丈夫そうですが、油断はできないです。
by carotte (2016-12-11 16:01)
nicolasさん
薪は1トンは確実にあるんじゃないですかねえ。となると、フランスの方が安いですね。持続可能で費用も安いとかで、フランスでは薪が注目されているとかニュースで言ってましたよ。
猫ちゃん、可愛かったですねえ〜。
by carotte (2016-12-11 16:04)