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日本人を取り戻そう [ノルマンディー地方]

 昨日、知り合いがドイツのクリスマスマーケットを見物するため、羽田発の飛行機で飛んで行ってしまいました。

 

 今の時期ならまだ混雑してないでしょうからいいかもしれませんね。

 

 ドイツに近いフランスの都市ストラスブールでもクリスマスの市が始まっています。

 

 なんとこの時期、ストラスブールのホテル代はパリより高いとか。シーズンの真っ最中となれば致し方なしです。

 

 

 さて、フランス西部のノルマンディ地方にある都市ルーアン(Rouen)。

 

 モネの描いた大聖堂や、ジャンヌ・ダルクが処刑された町として世界的に知られ、フランスの重要な観光地の一つになっています。

 

 しかし、相次ぐテロ事件で海外からの観光客数は激減。

 

 これではいかん!と立ち上がったのが市の観光関連の皆様方。

 

 特に日本人観光客をなんとか以前の数字にまで戻したいと、こんな活動を行っていました。

Paris_Rouen.jpg


 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年12月6日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 




 観光客が減少する中、熟年のビジネスマンの姿が目に付きます。しかも日本人。

 

 この方々は会社の社長さんたちです。パリで開催された企業家向けセミナーに参加し、少し足を伸ばしてルーアンに観光にやってきました。

 

 スケジュールの中に必ず含まれているのがルーアン美術館です。

 

 「早く前のような状態に戻ることを願っています。パリでテロ事件があったので、日本人はまたテロ事件に巻き込まれるんじゃないかと心配しているんです。安全だということが分かれば、また来てくれるようになると思いますよ」と旅行会社の全国組織の会長さん。

 

 美術館を見学した社長さんたち、今度は市の観光課が用意した昼食をいただくことになりました。

 

 ナレーションによると、テロ後は日本人観光客が60%も減少してしまったそうです。60%とはすごい数字ですね。

 

 なんとかこの現象に歯止めをかけ、できるだけ早く日本人に戻って来て欲しいと、市の観光課が昼食会を準備したのでした。

 

 「もう一度、日本人の観光市場を取り戻すための活動の一環なんです。何しろ日本人には来て欲しいですからね。また来年の3月には観光の国際見本市がルーアンで開催されます。その準備のためでもあります」と観光課の責任者。

 

 「ここにいらっしゃる方々とはよく一緒に仕事をします。皆さん仕事でやってきて空き時間にこうして観光を楽しんでらっしゃいます。その方々には、ご自身のクライアントにルーアンをご紹介いただき、ルーアンに来てもらう、そうやって来ていただいた方々は仕事ではなく観光を楽しむために来てくださる、つまり純粋に観光客なんです。この観光客が徐々に増えていけばいいかなと思っています」と、日仏関連の組織の局長さん。

 

 なるほど、そういうわけですね。

 

 ルーアンには一度だけ行ったことがありますが、古い建物の残る、中世の趣を残した落ち着いた街でした。




 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 


「今日、日本を旅行中。ちょっと田舎の奥まったところまで出かけようと車を借りた。1時間近くかけて道順をあれこれ教えてもらい、いざ出発。高速道路に入ったところで気がついた。日本の車は左側通行だということを[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 

VDM (Vie de merde)より



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