一肌脱いだシェフたち [トピックニュース]
あのアレッポの石鹸工場は大丈夫なんだろうか?
ニュースを聞ポきながらそんなことを考えていました。
今も変わらず製造を続けていることを祈ります。
さて、この時期になると必要になるのが来年のカレンダー。
私の場合はもっぱら無料でもらえるものばかり使っていますが、素敵なデザインのカレンダーを求めて購入する方も多いかもしれません。
そんな中、フランス南東部の都市グルノーブル及びその近郊の町ではこんなカレンダーが発売されました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年12月15日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下にある文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはグルノーブル郊外のブレッソン(Bresson)にあるホテル&レストランChavantの厨房です。
帆立貝を調理しているのがシェフのジェレミーさんです。
ちょっと恥ずかしそうに見せてくれたのが、ご自身のヌード写真が掲載された来年のカレンダー。洋服を着た姿でも同じポースを取ってくれました。
「ワインセラーで撮影したんです。だからブドウを手にしてるんですよ。レストランで大切なのは料理だけではありません。お店の雰囲気やサービス、ワインセラー等々、お客様に楽しんでいただくためには全部が重要なんです」とジェレミーさん。
ヌードになったのはジェレミーさんだけではありません。
ラ・トロンシュ(La Tronche)にあるRestaurant Le Duoのシェフ、オリヴィエさんや、その他10人のシェフたち。
将来有望とされているシェフたちばかりです。
皆、大切な部分を野菜や果物で隠しているところが愉快ですね。どれもシェフたちが日々手にしている食材ばかり。
オリヴィエさんが選んだのはポティマロン(赤皮栗かぼちゃ)です。
「カシューナッツの風味があり、お客様に人気の食材なんです」
しかし、なんでまたシェフがヌードに???
思いついたのはこの女性。イゼール地方ホテル職業・産業ユニオンの副会長のダニエルさん。
このカレンダー、虐待を受けた子供たちの支援組織のために製作販売されています。
「慈善事業のためならと全員一致で賛成してくれました。ちょうどクリスマスの時期でもありますからね。子供たちを支援したかったんです」とダニエルさん。
一肌脱ぐとはこのことですね。
カレンダーの中には二人のシェフがオススメの料理のレシピも紹介しているそうです。
価格は17ユーロ(約2,000円弱)。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、大急ぎでアドベントカレンダーの最初の窓を開けた。中を見るとチョコレートの代わりに父の書いたメモが入っていた。『エイプリルフールではなく、ディッセンバーフール!』ああ、先が思いやられる・・・」
VDM (Vie de merde)より
ホントですね、ひと肌脱いだ方々でした!
野菜や果物が一緒にあるだけなのに、なんかいやらしくないのがイイですね~
by nicolas (2016-12-21 21:15)
nicolasさん
確かにいやらしくないですね。むしろ愛嬌があります。カメラマンさんがうまかったのかな。
by carotte (2016-12-25 15:58)