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週末はストックホルムで [パリから週末旅]

 昨日の東京は気持ちいいくらいの快晴でした。

 

 そして、横浜に向かう東横線からは雪をかぶった富士山が見えました。富士山が見えるとなんだか得した気分になれます。

 

 

 さて、日曜日は恒例の週末旅。

 

 昨日のフィランドのお隣の国、スウェーデンの首都ストックホルムを旅します。

 

 パリからは空路の直行便で約2時間半。


Sweden_Stockholm.jpg
 

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年12月3日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。




 なんともワイルドな旅の幕開け。水とは深いつながりのある都市ストックホルムの観光は、この水陸両用のバスで始まります。一人25ユーロ。

 

 とは言っても、スウェーデンの通貨はスウェーデン・クローナ。ユーロはまだ導入されていません。

 

 それはさて置き、海に面して造られたストックホルムには14の島と60本ほどにもなる橋があるそうです。

 

 そして海岸にはたくさんの船。この古い軍艦は今ではディスコになっているそうです。

 

 観光バスを降りてまず最初に向かったのがヴァーサ号博物館(上記地図の青印)。

 

 17世紀に作られた巨大な戦艦ヴァーサ号が展示されています。

 

 当時の国王グスタフ2世がポーランドとの戦いの為に作らせた戦艦です。

 

 船の建築に当たった労働者の数は400人、材料の樫の木は3000本、完成までにかかった時間は2年半。しかし・・・。

 

 「初めての航海の日、港を出て20分ほど経った時、強風に煽られ船体が傾き、海水が船内に流れ込んでしまいました。重くなった船は石のように海底へと沈んでしまったのです」とガイドさん。

 

 この時、30〜50人の船員が犠牲になりました。1628年8月10日のことでした。

 

 それから約300年後の1956年、海から引き上げられました。

 

 「引き上げるのに5年かかりました。船体の他に14,000点にも及ぶ様々な品々も同様に海底に散らばっていたんです」

 

 このバックギャモンもその中の一つ。元の形を保ったまま引き上げられました。そして金の指輪も発見されました。

 

 「こちらのボトルも船に積み込まれていたものです。中にはラム酒がまだ残っています」

 

 さて、そろそろお昼の時間です。いつものように地元の市場へ向かいましょう。

 

 5分ほどトラムに揺られると市場Östermalms Saluhalls(赤印)に到着。

 

 店頭に並んでいるのはサーモンなどの海の幸の数々。お肉はと言えば、牛肉や鶏肉の代わりに、こんな肉が並んでいました。トナカイとヘラジカ。

 

 「ヘラジカは牛肉のような感じです。それほどきつい味ではありません。トナカイの方はしっかりした力強い肉です。でもとても美味しいですよ」とお肉屋さん。

 

 リポーターとカメラマンが入ったお店はRobert’s Coffee。

 

 「こちらがスウェーデンのチーズ入りキッシュ。こちらがトナカイの肉のサンドイッチ」

 

 それぞれに甘いパンが付いてきます。これで10ユーロ。

 

 次はちょっと変わった場所に行ってみましょう。

 

 ここは地上43メートルのストックホルム地方裁判所の屋根(こげ茶印)。“屋根見学ツアー(roof top tour)” というツアーがあるようです。

 

 「あちらに古い大聖堂が見えますよ。こちらにはドイツ教会もあります」とガイドさん。

 

 一日の観光を終わって今晩の宿へと向かいましょう。

 

 それはこの船ホテル・アフ・チャップマン(AF CHAPMAN HOSTEL)(緑にベッドのマーク)。80年前までは航海に出ていたという船が今はホテルに変身。

 

 お部屋にはシャワー室も付いていてなんと25ユーロと格安。

 

 翌日は、薄暗い冬のストックホルムを忘れさせてくれるようなキラキラした場所に行ってみましょう。

 

 ここはABBA博物館(紫印)。ゴールドディスクやきらびやかな衣装の数々。当時、ABBAが使っていた楽屋も再現されています。

 

 「ここは私たちの仕事場でした。メンバーはいい人たちばかりで楽しかったです」とずっと衣装を担当してきたという女性。

 

 ビジュアル付きのカラオケもあって、メンバーと一緒に歌えるようです。ダンシング・クイーン、懐かしいですね。

 

 最後はお土産屋さんへ。リポーターさん、なんだか妙な帽子をお買い求めになりました。

 

 最後に自然食品のお店で軽食をとったら帰国の途につきます。

 

 さて今回の費用は、飛行機代が95ユーロ、観光バスが26ユーロ、博物館や見学代が91ユーロ、食事が18ユーロ、宿泊代が25ユーロ、締めて255ユーロ(約30,000円)でした。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、屋根に上がって修理をしていたら、誰かにハシゴを盗まれた[あせあせ(飛び散る汗)]

 

VDM (Vie de merde)より




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コメント 2

nicolas

この週末旅シリーズ、楽しみです。
そういえばABBAってスウェーデンでした!懐かしい!
この方々の人気はワールドワイドだから、ちょっとまた別の旅をしてるようです。
北欧はちょっと物価が高そうだけど、3万円ほどで行って来られるんですねー。
by nicolas (2016-12-21 21:02) 

carotte

nicolasさん
今回の旅は宿泊代がかなり安かったですね。それにパリからだったら航空運賃もそれほど高くないです。
ABBAはスウェーデンだったんですよ。一時期すごい人気でした。あの音楽が街にあふれてました。博物館ができても不思議じゃないですね。
by carotte (2016-12-25 15:56) 

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