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クリスマスの13のデザート [フランスの郷土料理]

 昨日の東京はとても12月とは思えない気候でした。

 

 急に暖かくなると調子狂っちゃいます。服装の調整が結構面倒。

 

 雨や雪は困りますが、冬は冬らしい天気のままでいてもらいたいものです。

 

 さて、アドベントカレンダーも残り2つとなりました。

 

 日本ではお正月が近くに連れ、やれエビだ!カニだ!とグルメの話題がテレビを賑わしますが、フランスでもクリスマスが近づくと、やっぱり同じように美味しいもののお話が登場します。

 

 その中の一つが、プロヴァンスの “クリスマスの13のデザート” です。

Paris_Marseille.jpg


 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年12月20日に放送)をクリックしても映像が出て来ない場合はウィンドウの下の文字をクリック)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

 


Les treize desserts : une tradition de Noël en Provence

 

 ここはマルセイユ。名物といえば、これ。ペタンクです。

 

 ゲームを楽しんでいらっしゃるのはフランスでも古くから続くクラブチームBoulomanesの皆さん。

 

 そこへ突然の鐘の音。食事の用意ができたようです。

 

 会場の一角には “クリスマスの13のデザート” が並べられていました。もう何世紀も前から続くプロヴァンスの伝統です。

 

 13と言えば、『最後の晩餐』のキリストと12人の使徒たち。そこからきているのでしょうか?

 

 13のデザートにはどんなものがあるのでしょう?

 

 まずはこのポン・パ・ルイル(pompe à l’huile)。

 

 小麦粉、オリーブ油、砂糖、オレンジの皮を使って作られたブリオッシュのようなパン。

 

 次に、クルミ、アーモンド、干しぶどう、干しイチジク。

 

 そして、デーツに、白と黒のヌガー。これで締めて8つ。

 

 ここに季節の果物や各家庭で作るお菓子を加えるとクリスマスの13のデザートの出来上がりです。

 

 様々な食感が楽しめる美味しそうなデザート。なんだか心まで豊かになりそうです。

 

 「甘いものばかりをたっぷり集めたデザートです。プロヴァンスの人たちは皆、このデザートを誇りにしてるんですよ」と地方観光協会の元局長さん。

 

 12月24日、真夜中のミサに出席する前に取るささやかな食事(Gros souper)がこれ。

 

 ここではパイみたいなものを皆さん召し上がってます。

 

 このGros souperのおかずは、塩漬けの真鱈だったりするそうです。日本で言えば鮭茶漬けみたいなものかしらん。

 

 でも、ワインだけは皆さんきちんとお飲みになってます!

 

 食後に伝統のデザートをいただきます。本当は真夜中のミサから帰宅した時に食べるのだそうです。

 

 「これをいただくと子供の頃のことを思い出します。家族で食べた食事や亡くなってしまった先祖のことなどねえ」と男性。

 

 さすがにペタンクのクラブチームだけあって、最後もゲームで締めでした。

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、お店のレジで母とばったり出くわした。母は僕へのクリスマスプレゼントを、僕は母へのクリスマスプレゼントを買っていた」

 

VDM (Vie de merde)より




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