エリゼ宮御用達 [フランスのお菓子]
自転車のセルフレンタルVélibに引き続き、2011年12月、鳴り物入りで登場したパリ市のAutolib。電気自動車のセルフレンタルです。
詳しくは以前の記事を→こちら
ついこの間のことのような気がしますが、あれから5年も経っているんですね。
その間に、積もり積もってなんと1億8000万ユーロ(約220億円)の赤字を出していました!
このつけは一体誰が払うんだ?市民の血税でしょ!ってな話になっています。
自転車の方はまあまあ上手く行っているようですが、四輪となると残念ながらダメだったようです。
さて、昨日はガレット・デ・ロワをいただく日でした。
エリゼ宮でも毎年、特注のガレット・デ・ロワが食べられてきたそうです。その特注というのが・・・。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2016年1月5日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
La galette de l'Élysée
なにやら巨大なお皿がオーブンに入れられようとしています。直径120センチ。
しばらくすると・・・見事に焼きあがりました。
これがエリゼ宮御用達のガレット・デ・ロワです。そして、このパン屋さんJocely Lohezicの技術の結晶でもあります。
2014年にイル・ドゥ・フランス地方でガレット・デ・ロワのチャンピオンに輝き、本年度はエリゼ宮から指名されました。
お店で売られているのと全く同じものを大きなサイズで作って欲しいとの依頼です。簡単なようで難しい注文です。
この巨大なガレット・デ・ロワを始めたのはジスカール・デスタン元フランス大統領でした。1975年のことです。
以来、歴代の大統領がこうしてナイフを入れてきました。
エリゼ宮では毎年こんなことが行われているんですね。知らなかったあ〜。
あれっ、さっき焼きあがったのと模様の違うガレットが出てきました。こちらが本物?さっきのは試作品か?
それにしても近くで見るとやっぱり大きい!
「このガレットにはフェーヴが入ってません。フランスには王様も女王様もいませんから金の冠も不要というわけです」とジョスランさん。
最後はジョスランさんの手で綺麗にお化粧されてエリゼ宮に納品されました。
そして、オランド大統領がナイフを入れ、パン屋さんの労をねぎらいました。
エリゼ宮に入るなんてそうそうあることではありません。最後は記念写真をパチリ。
このお店のガレット・デ・ロワが食べてみたいですねえ。パリにお住いの方やこれから旅行でいらっしゃる方、トライしてみては如何でしょう?
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******** フランス人のつぶやき *******
「今日、新しい身分証明書が届いた。しかし、お役所は僕の身長を変更するのを忘れたらしく、年齢は18歳なのに、身長は120センチ」
VDM (Vie de merde)より
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