チャンスはアイデアしだい [地方の小さなできごと]
お正月休みを振り切ってなんとか仕事に戻ったのに、この三連休で逆戻り。
元のペースを取り戻すのにまた少し努力が必要になってしまいました。
さて本日は、アイデアしだいでビジネスチャンスを広げようとしている方々のお話です。
フランス南部の町アルビ(Albi)を訪ねます。
アルビと言えば、10月に週末旅で訪ねたばかり。興味のある方は→こちら
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2017年1月10日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Création de la marque Kapitales
なにやら狭いお店の奥で打ち合わせ中の男性二人。
「娘のパジャマを見ていたら、ふと思いついたんです。パジャマには、Paris New-York Tokyoと書かれてあったんですが、そこに小さな町や村の名前をくっ付けたらどうだろう?世界的な大都市と一緒に並べたら面白いんじゃないかと思ったんです」とアンリクさん。
で、大聖堂の前でお土産品店をやっている友人に相談してみたところ、いけるんじゃないかという話になりました。
文字デザインの専門家と一緒にデザインを考え、とりあえずTシャツに印刷してお土産品店で売ってみることにしました。
するとあっという間に売り切れ。
それならばと、Kapitalesというブランド名で商標登録を済ませ、販売してくれるお店を少しずつ増やしていきました。
「すごく良いアイデアですよ。うちは観光客だけでなく地元の人も多いんですが、評判が良いんですよ」とお店の方。
製造方法はご覧の通りシルクスクリーン印刷です。つまり手作り。
もっと大量生産でガンガン作っているのかと思ったら、むしろその逆で、一枚一枚丁寧に製作しているのでした。
こうして、アルビのあるタルヌ県で4,000着を製造し2カ月足らずで完売してしまったそうです。
それを知ったパリの料理関連のグッズ製造会社が契約を申し出て来たそうです。
というのも、アンリクさんたち、都市や町の名前だけでなく、郷土料理、例えばpaëlla(パエリア)、couscous(クスクス)、suchis(スシ)などを印刷したエプロンも作っているのだとか。
そうなるとこの方式、いろんなものに応用できそうです。
「2月にはフランクフルトの国際フェアに出展します。かなり大規模なフェアです。その後はシカゴのフェアにも行きます。我々にとっては新しい世界に一歩足を踏み出すみたいなものです」とアンリクさんのお友達。
そのお友達が着ていたフード付きパーカーにも、あのデザインが印刷されていました。
ビジネスはまだまだ始まったばかりだそうですが、そのうちニューヨークや東京でも販売されるようになるといいですね。
<お知らせ>
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******** フランス人のつぶやき *******
「今日、マンハッタンのど真ん中で父がタクシーを止めた。一緒にタクシーに乗り込むと運転手が行き先を訪ねた。すると父が大声で言った。『ニューヨークまでお願いします!』」
VDM (Vie de merde)より
Tシャツの柄だけでいい商売になるんですね~。といいつつ、自分もいくちゃんのイラスト入りTシャツ買っちゃいました(笑)
by opas10 (2017-01-14 22:39)
opas10さん
あまり多くを望まないでもこれくらいのアイデアなら小銭が稼げそうですね。お土産にぴったりです。
by carotte (2017-01-15 14:40)