SSブログ

週末はシャモニーで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 

 今回はフランス・アルプスの麓にあるシャモニーを旅します。

 

 パリからは高速鉄道TGVで約2時間。

Paris_Chamonix.jpg



 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2016年12月31日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。



 

 正式な町の名前はシャモニー=モン=ブラン(Chamonix-Mont-Blanc)(上記地図の青印)。

 

 モン・ブランに登るにしても、モン・ブランを眺めるにしても、まずはシャモニーから始まります。

 

 二つは切っても切れない縁で結ばれているのでしょう。

 

 町の中を流れているのはアルヴ川。目をあげれば、フランス・アルプスの山々がそびえ立っています。

 

 この眺めを堪能するために毎年200万人がこの町へやってくるそうです。

 

 今回の旅の案内人もこの冬山を楽しみます。となると、まずは防寒服に着替えて出発です。

 

 ロープーウェイに乗って向かったのはエギーユ・デュ・ミディ(Aiguille du midi)(ミディ針峰)(赤印)。

 

 鋭く尖った岩山の頂上までは20分ほど。眼下に雪山を登るアルピニストが見えます。

 

 この二人、この後は垂直に切り立つあの岩山を登るんでしょうか?

 

 ロープウェイならこの通り、黙って乗っているだけで標高3840メートルの頂に到着です。

 

 展望台から見えるこの風景。フランス、イタリア、スイスの三カ国にまたがるアルプス山脈です。

 

 その谷間に小さくシャモニーの町も見えます。

 

 そして正面には頂上まで真っ白のモン・ブラン(黒印)。写真に収めるのを忘れないで!

 

 「ヨーロッパでもこれだけの眺望が楽しめる場所は多くはありませんよ」と女性。

 

 「これはもう絵画ですよ。こんなものが生で見られるなんて信じられません」と男性。

 

 そしてここには、こんなアトラクションもあります。一畳ほどのガラス張りのテラス。冷や汗もんですね!皆、屁っ放り腰になってます(笑)。

 

 こんな高いところまで二本の足で登るアルピニストこそがシャモニーの主役です。

 

 町の広場にはその銅像や記念碑があちこちに設置され、通りの名前にもなった人物もいます。

 

 そしてサン=ミッシェル教会のステンドグラスにもアルピニストの姿が描かれています。さらに建物の壁にもその勇姿が描かれています。

 

 こちらは1786年にモン・ブラン初登頂に成功した山岳ガイドのジャック・バルマ。

 

 山岳ガイドの面々を描いたものもあります。

 

 「皆があのモン・ブランの一番上まで登りたがっていました。そのためには山に詳しい地元の人間が必要だったのです」と観光ガイドの女性。

 

 パイプをくゆらしているのはミシェル・クロ、赤いヒゲのラヴァネル・ルージュ等々。

 

 「1865年に全てのモンブラン山系の登頂が完了しました。その全てにこれらの山岳ガイドが参加していたんです」

 

 町を走る毛皮の馬車。あったかそうですね。

 

 日も暮れてそろそろ宿へと向かいましょう。シャモニーから車で20分ほど北へ行ったところにあるAuberge La Boerneが今晩の宿です(オレンジにベッド)。

 

 ここから夕暮れの貴重な山々の姿を静かに眺めることができます。この風景に魅了されてジュリアン夫妻はここで宿を営むことにしたのだそうです。

 

 暖炉のそばで夕食ができるのを待ちます。夕食は、地元のチーズを使ったフォンデュ。ハムやジャガイモと一緒にいただきます。

 

 外は氷点下でも、部屋の中は暖かそうです。壁にはこの地方の立体地図。

 

 翌日はパラグライダーに挑戦です。ガイドさんの注意をよく聞いて、いよいよ飛び立ちます。

 

 うまくいきました。天気に恵まれ素晴らしい眺めです。

 

 「この眺めはお金には代えがたいですね」とリポーター。

 

 さて今回の旅の費用は、ロープウェイ代が60ユーロ、夕食代が24ユーロ、宿泊代が20ユーロ、パラグライダー代が100ユーロで、締めて204ユーロ(約25,000円)でした。

 

 

<お知らせ>

 

こちら肉球クラブ」さん、 クラウドファンディング開催中

詳しくは下記の文字をクリック! 

虐待を受けたり怪我や病気の野良猫達、捨てられた猫達を救いたい

CloudF_cats.jpg 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、初めてパラグライダーを体験した。飛行中、両手でカメラを持ち上げ、何度もシャッターを切りながら素晴らしい眺めを写真に収めた・・・はずだったのだが、カメラを逆に構えていたらしく、自分の後頭部ばかりが写っていた」

 

 

VDM (Vie de merde)より




nice!(58)  コメント(6) 
共通テーマ:旅行

nice! 58

コメント 6

lamer

モンブランは大好きです。
ケーキですが^ ^。
良いですね。
フランスはパリですか・・・。
スイスに別荘を持っていた友人がいました。
by lamer (2017-01-15 14:34) 

carotte

lamerさん
モンブラン、美味しいですよねえ〜。
スイスに別荘とは羨ましい・・・。
自然に囲まれて心も体も癒されそうな気がします。

by carotte (2017-01-15 14:50) 

nicolas

スケスケの小部屋、スゴイですね!
撮影にはもってこいだけど、足がすくみそうです。
それにしても、ディナーと宿泊代、安いですね。
その代りロープウェイ代がなかなかします。
やっぱり上に着くまで沢山乗るんでしょうねー
by nicolas (2017-01-16 21:24) 

opas10

随分と安いお値段!と思ったら、パリからの往復旅費が入っていないのですね(笑)。それにしても宿泊費は安いです!!
by opas10 (2017-01-16 22:26) 

carotte

nicolasさん
そうなんですよ、ロープウェイが結構します。あれだけの標高までとなるとメンテナンス代も大変そうですから高くなるんでしょうかねえ〜。あのスケスケの小部屋、怖いもの見たさで試してみたいです。が、やっぱり足がすくんでしまうかな・・・。

by carotte (2017-01-22 15:02) 

carotte

opas10さん
これ、日本人が番組を作ったらもっときめ細やかに費用を出してくれると思うんですよ。フランス人ってやっぱりいい加減。^^;
by carotte (2017-01-22 15:03) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。