週末はロンドンで [イギリス]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、英国の首都ロンドンを旅します。
空路なら1時間20分ほど。鉄道のユーロスターなら2時間半弱。
ただし、1時間の時差があるので(英国の方は1時間遅い)、見た目は空路なら20分、ユーロスターなら1時間半しかかからないことになります。
しかし、帰りはその逆。ちょっとややこしい。これまで46回の週末旅を紹介していますが、時差があるのは今回が初めてです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年1月14日に放送)
ユニオンジャックの旗ひらめくロンドンにやってきました。この旗もEU離脱で維持できるかどうか・・・。
それはさて置き、二階建てバス、エリザベス女王のグッズ、テムズ川の大観覧車、赤い電話ボックス、そしてこの大時計。
どれもこれも見たことのあるものばかり。これらはすべてロンドンのシンボルのようなもの。
今回の旅は一味違う場所を訪ねることにします。さあ、あのロンドンタクシーに飛び乗りましょう。
向かった先はイーストエンドのショアディッチ(Shoreditch)(上記地図の青印)。
ここはストリートアートで知られているエリア。建物の壁は絵だらけになっています。
でも、その作者が姿を見せるのはそう多くはありません。今日は運よくその中の一人に出会うことができました。
「ここは屋外アートギャラリー見たいな場所なんだ。突然、新しい絵が出現したかと思うと、次の日には別の作品になってたりする。それがストリートアートなんだ」とアーティスト。
こうしてすでに60点もの作品を発表してきたそうです。
次はロンドンの中心から西へ行ったところにあるショッピング街へ。今しもバーゲン真っ盛り。
「バーゲンの時期になると女性たちは一斉にショッピングに出かけるんです。私の場合小さいサイズなのでなくなる心配がないからのんびり買い物できます」と女性。
どこの国も同じでバーゲンは女性にとって一大イベント。
どうやらリポーターさんもお買い物しようとしたようですが・・・結局、元に戻ってしまいました。
冬の日は短く、外に出ると日が暮れようとしています。となると、足の向く先は、やはりパブ。
通りの突き当たりにあるのがパブLamb & Flag(赤にビールのマーク)。
どうしてこのパブに来たか?そこには4つの理由がありました。
第一の理由は・・・。
「ここはナンバーワンだからさ」と男性。
ロンドン大火(1666年)で街の80%が燃えてしまったのにもかかわらず、ここの建物だけは火災を免れました。
第二の理由は・・・。
このパブの常連には有名人がたくさんいるからです。足しげく通っていた有名人の名前がプレートになって残されていますが、中でも最も有名なのがチャールズ・ディケンズ。
そして第三の理由は、このパブが、ロンドンで最後までボクシングの試合を開催した場所の一つだからです。
そして4つ目は、このビール。London Prideという名のロンドンの地ビールです。
なるほどね。ここは行ってみる価値がありそうです。
ビールでいい気分になったところで、今晩の宿へと向かいましょう。
こちらが今晩泊まることになる宿The Pavilion Fashion Rock’n’ Roll Hotelなのですが(オレンジにベッドのマーク)、なんだかどこかの古いお屋敷みたいです。しかも名前が長い!
「一体どこで寝ればいいんでしょう?」とリポーター。
「わかりました。ではお部屋を見てどれにするか決めてもらいましょう」と宿のオーナー。
まず見せてもらったのが中国風インテリアのお部屋。ブルースリーの映画をヒントに作った部屋だそうです。
オーナーは骨董市やオークションで調度品を揃えたそうですが、だいぶお金を使ったようです。
他にも個性的な部屋が用意されていました。最後に登場した部屋はマリーアントワネットのイメージだそうです。
翌日はロンドン西部のノッティング・ヒルに行ってみましょう(緑印)。
ポートベッロ・ロードには最近おしゃれなお店が増えたそうです。そしてここには、ロンドンで一番古い映画館Electric Cinemaがあります(こげ茶印)。1950年にオープンしました。
ここは映画を見ながらこんなものを食べても問題ありません。食べならがら映画を楽しむことができるのです。しかもゆったりくつろぎながら。
次は、ちょっと変わった場所に行ってみましょう。
18世紀のお屋敷の様子をそのまま再現した博物館Dennis Severs’ Houseです(紫に博物館のマーク)。当然、電気はありませんからロウソクの明かりで見学します。
最後は、ロープウェイEmirates Air Lineに乗ってロンドンの夜景を見物することにしましょう。
このロープウェイは2012年に開催された夏季オリンピック大会開催に合わせて作られました。
なぜにこのような名前になっているかといえば、エミレーツ航空が命名権を取得したから。早い話が工事費の一部を負担したわけですね。
さて今回の旅の費用は、買い物が40ユーロ、ビールが3ユーロ、宿泊代が80ユーロ、映画鑑賞が22ユーロ、Dennis Severs’ Houseが11ユーロ、ロープウェイが4ユーロで、締めて160ユーロ(約20,000円)でした。
<お知らせ>
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(2月3日(金)午後11:00まで )
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******** フランス人のつぶやき *******
「今日、彼とロンドン旅行の計画を話し合っていると、彼が興奮気味にこう言った。『セントラル・パークには絶対行ってみたい!』」
VDM (Vie de merde)より
軽音部の5人がロンドンに行って早6年、オリンピックがあったので町並みもあの頃からは随分変わったのでしょうね。そして、あの子たちも、当時のさわちゃんと同じ年代になっているはずです。いやあ、時の流れは早い(遠くを見る目で)。
by opas10 (2017-01-22 12:25)
opas10さん
あのドタバタのロンドン旅行から6年になるんですね。さわちゃんと同じ年代になっているとは!想像もつかないです。続編とかスピンオフみたいなのはないんでしょうかねえ〜。
by carotte (2017-01-22 15:33)