ミ=ショ=コ [フランスのお菓子]
本日はバレンタインデー。
チョコレート屋さんの陰謀か、なぜか意中の人にチョコをプレゼントして愛を告白する日になっています。それも女子から男子へ。
最近ではそれとは別に、とにかくバレンタインデーだから皆でチョコを食べましょう!なんてやったりするから、チョコの売り上げがどんどん伸びる。やっぱりお店の陰謀か?
そんなわけで、当ブログも本日はチョコレートで作ったお菓子のお話です。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年2月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのお菓子。キャラメルをチョコで包んだお菓子です。
「このお菓子を見ると子どもの頃を思い出しますね。大好きでしたよ」と年配の女性。
「お利口さんにしてるとおばあさんがよくくれました」と女性。
創業以来、オーナーは次々と変わりましたが、このお菓子の製造だけは途絶えることなく80年続いてきました。
包装紙にはMi-Cho-koの文字。このお菓子Mi-Cho-ko(ミ=ショ=コ)というらしい。
「学校でたくさんお勉強していい子にしているともらえたお菓子なんです」と女性。
こちらがその工場。会社の名前はLa Pie qui Chante(ラ・ピ・キ・シャント)(歌うカササギ)。
もともとはマルセイユで設立された会社です。それがフランスの北の端のノール県に移って、このキャラメルチョコが生まれたのが1936年のことでした。
現在はアメリカの企業グループ Mondelēz International の傘下にあります。
「もともとはキャラメルとチョコレートを使った手作りのお菓子でした。その後、機械化が進んで今の形で大量生産するようになりました。以来何も変わっていません」と工場長。
カササギの登場するこんなコマーシャルもありました。フランスではよく知られたお菓子のようです。
製造は全て機械がしてくれます。まずは液状のキャラメルを固め、チョコレートでコーティング。
この長い管を通る間にチョコを冷やして固めます。
こちらは製造進行の責任者サリムさん。2時間毎に試食して出来上がりを確認しています。
「丸みがあるか、チョコが満遍なくコーティングされているか、ツヤはあるかなどを確認して、試食します」
この工場では毎日約200万個のミ=ショ=コが作られているそうです。
一口でパクッと食べられるので、子供だけでなく大人のおやつにもちょうど良さそうです。
濃いめのコーヒーによく合いそうな気がします。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、21歳の私はアレルギーの検査に行った。結果は陰性。アレルギーな何もなし。そいうことは、うちの母は21年間もの間、私がチョコレートアレルギーだと嘘をついてきたことになる。そして、21年間、私はチョコを一度も食べていないのだった」
VDM (Vie de merde)より
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