レモン祭り2017 [コート・ダジュール地方]
昨日は健康診断でした。どうということはないのですが、終わるとほっとします。
しかし、それも結果通知が来るまでの間だけ。人間、この年まで生きてると必ずどこかにボロが出てきます。致し方なし。
それにしてもあの胃の検査は煩わしい。
バリウムはどおってことないのですが、最初に飲まされる発泡剤が如何ともしがたい。
お腹に空気が溜まって気持ち悪いから吐き出してしまいたいのに、唾を飲み込んで我慢しろと言われる。
それと戦っている間にも、スピーカーからは、やれ右を向け左を向け、一回転しろだの何だのと矢継ぎ早に指令が飛ぶ。
手すりから手を離そうもんならずるずると頭から真っ逆さまに落ちていきそうで安心できない。どうも苦手です。
それはさておき、今年もまたマントンにレモン祭りがやってきました。
今年のテーマは “ブロードウェイ”。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年2月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが原因のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
レモンとオレンジで作られた巨大な山車。そして、華やかなダンサーたち。
いくら温暖なコート・ダジュールとは言え、この姿では寒そうな・・・。
今年で84回目になるレモン祭り。テーマがブロードウェイということはミュージカルの人気者が、オレンジやレモンの姿で登場するってことですね。
このパレードを一目見ようと多くの観客が集まりました。
「今日は太陽の日差しがなくて残念だけど、海があるからね。それで十分ですよ」と男性。
こちらの山車はキャッツでしょうか?
「レモンやオレンジの山車があるから、太陽なんてなくても全然オッケーよ」と女性。
「山車が通るたびに観客の歓声が上がって素晴らしいですよ」と男性。
こちらの山車はメアリー・ポピンズ。そしてこちらはキャッツ。またこちらはアニー。それにライオンキングもおりました。
レモンもオレンジも人の手で一つずつ輪ゴムで取り付けてあります。
これだけの作品を作るとなると、根気のいる作業です。
全部で山車は10台。オレンジやレモンで作られた彫刻は全部で17点あるそうです。
街の広場にも同じような彫刻が設置されています。
「何時間もかけて作ったんでしょう。素晴らしいですよ」と男性。
「これはもう芸術家の域ね。色は2色と少ないでが、目立ちますし光り輝いています」と女性。
このお祭り、1895年、ホテルの経営者たちが冬のマントンを賑やかにするためにパレードを企画してはどうかと市に提案したのが、そもそもの始まりだそうです。
1929年、マントンがヨーロッパ大陸で第一位のレモンの生産地だったことから、あるホテル経営者がホテルの庭に花と柑橘類の展示を行ったところ評判となり、その規模がしだいに大きくなり、1934年には、単なるパレードがレモン祭りになったそうです。
使われる柑橘類は合計で150トンにもなります。しかし、ほとんどがスペインからの輸入らしいです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、シャツにアイロンをかけようとスチームアイロンにスイッチを入れた。数分後、何かが焦げるような匂いがして、アイロンから黒い水滴がポタポタ落ちてきた。そういえば昨日、アイロンのタンクに、レモン味のボルヴィックを入れてしまったのだった」
VDM (Vie de merde)より
確かに、胃の検査の発泡剤は気持ちが悪いですよね。
by kiki (2017-02-15 21:34)
kikiさん
あれは本当に気持ち悪いです。しかも、昔は水で飲んでたような気がするのですが、今は少量のバリウムで飲むんですよ。飲みにくいったらありゃしない!
by carotte (2017-02-18 17:49)