小舟と花のカーニバル [コート・ダジュール地方]
最近、職場のあるビルのエレベーターが新しいのに付け替えられました。
古いエレベーターは、通過する階の明かりが順に灯ることでどの階を通過しているか、どの階に止まっているか分かるようになっていました。
しかし新しいのは液晶画面でデジタル表示。通過階の数字がデジタルで表示されるようになっています。
そして、エレベーターの中の空白の時間を埋めるためか、その下に「今日はXXXの日」なんていうインフォーメーションが出てきます。
毎朝、それを見て、はあ、そんな日があるのかあ〜なんて豆知識を蓄えています。
で、本日の2月22日は何の日かと言えば、ニャン、ニャン、ニャンで猫の日だそうです。
いったい誰が決めたのかと言えば、ペットフード工業会でした。
それはさておき、2月ももうあと1週間で終わりますが、この時期、各地でカーニバルが開催されています。
今日は、フランス南部の小さな港町で開かれたカーニバルの様子をお楽しみください。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年2月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
コート・ダジュールの小さな港町ヴィルフランシュ=シュル=メール(Villefranche-sur-Mer)。
花で飾られたこの地方独特の釣り舟が、海の上をパレードしていきます。
使われている花は主にミモザとカーネーション。美しいですね。
このカーニバル、110年も前から毎年開催されている歴史あるお祭りです。
角笛を吹いているのはルイさん。毎年この祭りに参加している常連さんです。
「これは真心と友好の祭りなんじゃよ」
釣り舟は美しい姿を観客に見せるだけではありません。見ている人たちにお花をプレゼントしてくれるのです。
できるだけたくさんの花をもらおうと観客も興奮気味。
「思わず夢中になっちゃうわ。気前よくくださるから私も思い切りもらっていくの。そして家に飾るのよ」と女性。
「こういう時はご婦人の方が強いね。どんどんお花をもらってっちゃうよ」とおじさま。
釣り舟の装飾はと言えば、魚や釣りをモチーフにするのが基本。
でもできるだけ長くこの伝統を守っていくことの方が大事です。
「ちょっと伝統からはずれた個性的なのもありますが、とにかくこれを続けることで人が集まる町になればいいなと思っています。あいにく今日はお天気に恵まれませんでしたが、毎年こうしてたくさんの人が集まってくれますから、カーニバルを続けていくつもりです」とボート操縦者協会の会長さん。
曇り空でもこれだけ華やかで賑やかだと全然気になりませんね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、仕事で疲れていたせいか、娘にはキャットフードを入れたお椀を、猫にはシリアルを入れたお椀を出してしまった」
VDM (Vie de merde)より
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