世界一の天然炭酸水 [フランスのグルメ]
1851年創刊のニューヨークタイムズ紙。
創刊から現在までの紙面を短いビデオにまとめています→こちら。
文字だけの紙面だったのが、しだいに写真が多くなり、それが白黒からカラーに変わっていくのがよくわかります。
それにしても1851年とは驚きです。日本で言えば江戸時代から新聞を発行していたことになります。
さて、本日は水の話題です。
“世界で一番美味しい炭酸水” にフランスの水が選ばれたそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月4日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがその炭酸水Vernière(ヴェルニエル)の工場です。
今年、第一回美味しい水国際コンクールが開催され最優秀賞を受賞しました。
責任者の方がこうして毎日、香りと味を確認しています。
「シュワっとして、軽くレモンの香りがします。とても美味しいです」
この水の販売が開始されたのが1984年のこと。
工場のすぐ正面に水源があります。地下60メートルのところから水をポンプで吸い上げています。
その量は年間で1,250万リットル。
もちろん自然にできた炭酸水です。とは言っても、吸い上げた水をそのままボトルに詰めているわけではありません。
まずはろ過しなくてはなりません。そのため一度、液体とCO2を分離し、改めて二つを合体させボトルに詰めることになります。
この工程は無菌状態で行われなくてはならないため、人の手が加わることなく全て機械が自動でやってくれます。
「この機械で、浄化した水に少しずつCO2を溶解させていきます」と責任者の方。
瓶詰めされた炭酸水は、きめ細かな炭酸かどうかを確認するため、1時間ごとに検査されるそうです。
この工場では1日に20万本の炭酸水を製造しています。
会社は従業員15名という中小企業。
コンクールに通過するためには厳しい基準に合格しなければなりませんでした。
ここでは1時間おきに細菌が混入していないか検査します。
「ないですね。幸い何も見つかりませんでした」
最優秀賞を受賞できたのは、このきめ細かな炭酸の泡のおかげだけではありません。そのミネラルの豊富さも評価されました。
1ℓ当たり1,400mgのミネラルが含まれているそうです。特に多いのがカルシウム、炭酸水素塩、ナトリウム、硫酸塩です。
「炭酸水素塩、カルシウム、マグネシウムの3つのミネラルがバランス良く含まれています。ですからご家庭で飲むのに適しているのです」とマーケティング担当の方。
年間で1,000万本がこの工場から出荷されているそうです。 今のところフランス国内が主な市場だそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、義理の母が間違って赤ちゃん用のミルクを炭酸水で作って飲ませてしまった」
VDM (Vie de merde)より
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