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満開の果樹園 [ラングドック=ルシヨン地方]

 今日も冷たい風が吹いていました。

 

 まだまだダウンジャケットを押し入れにしまいこむには早すぎるようです。

 

 春は突然にやってきたりはしませんね。さ〜ん歩すすんで二歩さがる〜みたいにしてやってきます。

 

 だから、気がつくと春になっていたなんてことになります。

 

 さて、「フランスで最も美しい村」の一つ、フランス南部のピレネー地方にあるエウス(Eus)の果樹園では、ピンク色の花が咲き始めました。

Paris_Eus.jpg



 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年3月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。 



 

 朝9時。山の麓に階段状に建物が並ぶエウス村。それを取り囲むように果樹園があります。

 

 そして遠くには雪をかぶったピレネーの山々が見えます。

 

 一年のうち300日は晴天と言われるほどお天気に恵まれたこの村は、桃や杏の生産で知られています。

 

 「果樹園の花がきれいです。風が雲を運んできてちょっと残念ですが、ここからの眺めは素晴らしいです」と女性。

 

 果樹園から見える村の姿も趣があって素敵なのに、その村からピンク色に染まった美しい果樹園が見渡せるなんて・・・。

 

 しかも、初夏には甘くてみずみずしい実をつけてくれます。

 

 「気持ちの良い日ですねえ。あそこに見えるのがカニグー山ですよ」と古くからこの村で暮らす女性。

 

 濃いピンク色の花を咲かせているのが桃ノ木。淡いピンクが杏だそうです。

 

 これは満開ですねえ〜。

 

 ピレネー山脈やカニグー山からの水と明るい太陽の光を受けて育った果樹は、春が来たことを教えてくれているようです。

 

 「花を見ていると気持ちが元気になりますよ」と果樹園の方。

 

 この日は気温は21度にもなり、元気に花を咲かせた果樹ですが、これから四月の半ばまでは寒の戻りに気をつけなくてはなりません。

 

 「花びらが落ちて雌しべだけが残り、実が育ち始める頃が一番重要な時期なんです。そんな時期にマイナス2度とかになるような時間が2時間や3時間続くと収穫に影響が出ます」

 

 農業は自然との戦いですね。

 

 せっかくきれいな花を咲かせているのですから、このまま無事に育って欲しいものです。

 

 尚、エウス村について以前の記事で紹介しています。興味のある方は→こちら

 



******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、なぜか突然思いついて妻に花束をプレゼントした。すると妻が目に涙をためて言った。『ああ、あなた、気がついていたのね〜』はて、僕はいったい何に気づいていたのか???」

 

 

VDM (Vie de merde)より




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