ミモザ街道 [コート・ダジュール地方]
昨日の修道院の地下納骨堂は怖かったですねえ。
あの人たち、真夜中に動き出してパーティーを開いてたりして(笑)。
さて、地中海で春を告げる花と言えばミモザです。2月〜3月にかけてのカーニバルではパレードでたくさん使われていました。
主にコート・ダジュール地方に生育しています。
そして、地中海に面した村ボルム=レ=ミモザ(Borme-les-Mimosas)(下記地図の青印)から香水の産地でしられるグラース(Grasse)(こげ茶印)までの約130キロの道はミモザ街道(Route du Mimosa)と呼ばれています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年1月31日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはボルム=レ=ミモザのお隣ライヨル=カナデルーシュル=メール(Rayol-Canadel-sur-Mer)の丘の上のミモザ園です(赤印)。
約40種類ものミモザが花を咲かせています。
このミモザ、地中海のシンボルのようになっていますが、実は今から150年ほど前にオーストラリアから輸入されたものだったのです。
この地中海生の気候に馴染んで、文字通り見事に花開いてくれたのでした。
ミモザ街道は別名 “黄金街道” とも呼ばれています。この道を通るとその意味がよくわかります。
ミモザ街道を少し内陸部に向かって入っていったところにあるのがタヌロン(Tanneron)(黄印)。
ここでミモザを栽培しているのがベルナールさんです。
「クリスマスの時期から開花し始めて、3月頃まで咲いてくれます」
このミモザ栽培はベルナールさんで3代目になるそうです。
収穫されたミモザはアトリエに運び込まれ、奥様のベルナデットさんたちの手で、綺麗な花束にされていきます。
どうやら秤で計って均等な花束にしていくようです。一本が大体50グラムほど。
ここで作られたミモザは欧州全域に出荷されるそうです。
さて、次に訪ねたのはサン=ラファエル近郊の小さな村アゲ(Agay)(緑印)にあるお菓子屋さんLe Palet d’Or。
ここにあるのがミモザ風に仕上げたホワイトチョコ。美味しそうですね。見た目だけではなく、ミモザの香りもするそうです。
一方、ミモザ街道を徒歩でのんびり散策する人たちもいます。
欧州の冬とは思えない地中海地方の明るい太陽の日差しを受けながらゴールドに輝くミモザ。
「黄色い花があちこちに咲いていて幸せな気分になります。5メートルおきに足を止めて眺めてしまいますね」と男性。
「ここいら一帯が黄色に染まって見事です。それに香りがまた素敵なんです」と女性。
最後は香水の町グラースにある工場を訪ねます。
ここでは19世紀からすでにミモザの香りを使って香水を作ってきました。
「最初は植物の青っぽい香りがしますが、しばらくすると果物の熟したような濃厚な香りに変化します」と工場の方。
ミモザの香水、どんな香りなのか気になります!
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、パパが元カレと同じ香水の匂いがすることに気がついた。それを知ったパパが冗談で、私の枕にその香水をふりかけた」
VDM (Vie de merde)より
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