鍋を叩いて罰金 [トピックニュース]
東京はやっと寒さが緩みました。あとは本格的に春がやってくるのを待つのみ!
さて、フランス大統領選の第一回目の投票日が刻一刻と近づいてきました。
候補者同士はもちろんのこと、支援者同士の戦いもヒートアップ。
そのためか、英仏海峡に面した港町カレーでは、こんなことが起きていました。
今月4月1日、15人ほどの市民の自宅に、68ユーロ(約8,200円)の罰金通告書が送られてきたのです。
この人たちに共通するのは、3月21日、フランソワ・フィヨンの後援会が開かれた会場の前で、鍋とお玉を楽器代わりにして、「フィヨンは公金を私的経費に使った!」と抗議デモを行ったことでした。
「私たちは、フィヨンを支援する代議士が到着する30分くらい前に会場の前に集まりました。ほんの30人ほどのグループでした」とデモに参加した人。
どうやらこれが罰金の理由らしい。
通告書には、周りの静かな環境を壊し、健康被害をおもたらすような騒音を立てたと書かれてあったそうです。
フィヨンの後援会には300〜400人が出席しており、その中にはカレー市長もいたとか。
その後援会が開かれている最中に、デモの参加者は1時間15分にわたって鍋を叩いていたらしい。
「我々が30人ほどの小さなグループで抗議活動をやっていると、犯罪対策班や国と市の警官たちが50人もやってきて、身分証明書の提示を求めたり住所を質問したりしてきたんです」
これしきのことにそこまで人員を使うというのもなんですが、1時間15分も鍋を叩かれたんではたまらないという気もします。
どうもフランス各地でフィヨンの後援会が開催されるたびに、鍋とお玉を持った人たちが会場付近に集まってこのような抗議活動を行っているようです。こんな感じ→こちら。
こりゃちょっとうるさそうですね。
しかし、デモの参加者はこう言っています。
「これは支持者じゃない人たちに対する圧力であり妨害です。声をあげるな、家から出るなと言っているのと同じことです」
やはり罰金の請求はちとやりすぎですね。かといって、30人が全員で鍋を叩いたらかなりの音になりますよね。
もうちょっと他の方法を考えた方が良さそうな気が・・・・。
さて、本日は最後にちょっと癒される映像を御覧ください。賢い猫ちゃんたちの映像です。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、30キロオーバーでスピード違反の罰金を言い渡された。驚いて日にちと場所を確認すると、その日は上司に車を貸している日だった。とほほ・・・」
VDM (Vie de merde)より
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