ベスパの妹分 [イタリア]
パスポートの有効期限が後1ヶ月ほどで切れてしまうので、今日、更新の手続きを済ませてきました。
写真はいつものように街角に置いてあるスピード写真で済ませてしまったのですが、あまりの出来の悪さに愕然。
この手の写真は絶対美人には撮ってくれません。明らかにブス。いつも鏡で見る自分とは別人(と自分では思っている)。
このパスポートの写真を見て私だってわかるんだろうか?
警察だって犯人の写真より似顔絵の方が効果的だと言っているではないか!つまり写真=本人とはならないのだ。
これだけ技術が発達した世の中、もうちょっといい方法があっても良さそうな気がします。
スマホにパスポートを組み込みんで、本人の顔が立体で出てくるとか・・・。
それはさておき、本日は、イタリアのスクーターVespaの妹分、Ape(アーペ)のお話です。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 2で2017年4月4日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
Italie : la renaissance de l'Ape, le triporteur vintage
一見、日本のオート三輪のように見えますが、これはあくまでもスクーター。東南アジアのトゥクトゥクに似てますね。
ベスパがイタリア語でスズメバチなら、アーペはミツバチ。
このミツバチ、1950年代に農家や小売店で重宝がられ、イタリア全土を席巻していました。
そして良き時代のイタリアのシンボルにもなっていました。
時代とともに廃れていったアーペですが、今、イメージを一新して街を走り回っています。
リポーターさん、新しく改造されたアーペで軽快に走っていきます。
すると向こうから赤いトラックが走ってきました。これもアーペだそうです。
スクーターの後ろに荷台車をつないでいます。
この方、3年ほど前にこれを手に入れて商売を始めました。荷台があっという間にお店に変身。
「新しいお客さんがどんどん増えてますよ。月曜日から金曜日まで場所を変えながら開店しています。お客は1日50人ほどですが、週末になるともっと繁盛します」
早速、お客さんがやってきました。
「一口食べるだけでほっぺたが落ちるくらい美味しいわ」と女性。
「ここのを食べると家で食べてるような気分になるんだよ」と男性。
「こんな風にして食べ物を売る店は古くからあるけど、これは近代的だね」と別の男性。
今度は緑のトラックがやってきました。
こちらは女性二人組。荷台のカーテンを開けると、洋服屋さんに変身です。
「田舎に住んでいた祖父がアーペを持っていて、私たちが行くと必ず乗らされました。当時はそれが恥ずかしくてねえ。それが今では自分たちがこれでお店を開いてるんですから面白いですね」と女性。
「こちらは夜向きのエレガントな感じのもので、こちらは昼用です」と別の女性。
リポーターさんの乗った改造アーペ、結構、おしゃれですね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、受験勉強をしていると部屋にミツバチが入ってきた。壁にとまったところを素早くコップで捕まえ、ひっくり返して蓋をした。それも素手で」
VDM (Vie de merde)より
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