続パリのビストロ巡り 5 [パリ]
フランスの大統領選は決選投票にもつれこむことは必至。
仮にル・ペン(極右)vs メランション(左翼)になった場合、棄権する人たちがかなり出るんじゃないかと懸念されています。
確かに、ル・ペンかメランションかと言われると、投票所にいくのや〜めたとなりそうです。
こうなったら是非ともマクロンにがんばってもらわないとどうにもならないような・・・。
さて、シリーズの最後は、パリ14区にあるビストロAu P’tit Zincを訪ねます。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2017年4月7日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
従業員のエリックさんがお店の準備で忙しそうにしています。
ランチに出す本日の料理はブランケット・ドゥ・ヴォー(仔牛のクリーム煮)。誰もが知っているフランスの伝統料理です。
食材を仕入れに市場に向かうエリックさん。
仔牛の肉12キロはすでに調達済みなので、主に必要なのは野菜。
買い物から戻るとオーナーでシェフのモハメドさんが待っていました。モハメドさんはエジプト出身。
「二人で仕事を始めてだいぶ長くなりますよ」とシェフ。
なんだか楽しそうですね。
さあ、厨房で本日の料理に取り掛かりましょう。
まずはお湯の入ったお鍋に、クローブを刺した玉ねぎを入れます。
次に、適当なサイズに切り分けた仔牛の肉、タイム、ローリエを入れたらコショウを振り、さらに小口切りのセロリ、ニンジン、マッシュルームを加えます。
お鍋がグツグツ言っている横で、エリックさんがソースの準備。
材料は、小麦粉、バター、コショウ、クリーム。
鍋でバターを溶かし小麦粉を加えよく練ったらコショウを振り、先ほどの肉と野菜の煮汁を加え液状にします。
このソースを、大鍋に投入。最後にクリームを入れたらよくかき混ぜます。
このお店はカウンターから厨房が見渡せます。だからAu P’tit Zincと言うんですね。
zincは亜鉛のことですが、これが昔はよく飲食店のカウンターで使われていたことから、カウンターを意味するようになりました。
「ブランケット・ドゥ・ヴォーは皆が知っている馴染みの料理なんです。古くからあるビストロやブラッスリーでよく出てきます」と男性客。
集まったお客様方、昼間っから賑やかに食前酒タイム。
お店ではランチのために毎日3種類の料理を日替わりで用意します。
「ブランケット・ドゥ・ヴォー、美味しいねえ。愛のこもった料理だからね。味付けは完璧」と男性客。
他には、牛肉のタルタルステーキ、サーモンのタルタルステーキ。
たくさんのワインが並んでいます。品揃えも充実していそうですね。お客さんも大満足。
さて締めのデザートは、パリ・ブレスト、チョコレートと塩バターキャラメルのタルト、レモンとメレンゲのタルトでした。
終わり。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、少々露出気味の服装をした私の写真を添付して、家に来ないかとメールで彼を誘ったら、用事があるとかで断られた。仕方がないから、今度は焼きたてホヤホヤのリンゴのタルトの写真を送ったら、10分もしないうちに家にやってきた」
VDM (Vie de merde)より
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