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大統領官邸 1 [パリ]

 フランス大統領選決選投票まで4日となりました。

 4月28日と29日に行われたIpsosの調査によれば、候補者二人の支持率は下記の通り。

 マクロン60% ル・ペン40%

 先週からほとんど変化なし。このまま投票日を迎えてほしいものです。

 さて、この二人のどちらかの仕事場になるのが大統領官邸のエリゼ宮です。

 一体、どんなところなんでしょう?

 今日から4回のシリーズで、エリゼ宮を訪ねます。

Paris_Paris.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2017年4月25日に放送)(▸をクリックしても映像が出てこない場合はウィンドウの下の文字をクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 空から見たエリゼ宮。もう半世紀以上も前から数々の重要な決定が下されてきた場所です。

 現在の主人はオランド大統領ですが、何日か後には新しい大統領に権限の移譲が行われます。

 思えば、2012年の5月、オランド大統領がサルコジ大統領から権限を移譲されたのでした。

 その時の交替式がこの映像です。

 あれから5年。今度はオランド大統領が新大統領に権限を移譲します。

 エリゼ宮の2階には歴代の大統領の肖像画が飾られています。オランド大統領の肖像画もここに仲間入りすることになります。

 さて、そのエリゼ宮が一般公開されるようになったのが1994年の事です。

 以来、欧州遺産デーの日には、こうして入り口前に見学者の列が長く伸びています。

 赤い絨毯の階段を上がると書斎があります。

 ゴブラン織りの豪華なタピスリーで飾られているのが大統領執務室です。この日、大統領はお留守のようです。

 「ここで大事な決定が下されたんだなあと思うと感動しますね」と女性。

 そしてこちらが、閣僚会議が開かれる部屋。

 さらに奥へと進むと、祝賀会用のホールがあります。ここでは、フランスを訪れる海外の国家元首を招いて夕食会が開かれます。

 「壁の向こうのエリゼ宮では何が行われているのかなと思ってました」と女性。

 エリゼ宮で働く人の数は約1,000人。かなりの人数ですね。うち400人が軍人だそうです。

 おお、オランド大統領、こんなところにいらっしゃいました。

 毎週、閣僚会議の前にはこうして首相と打ち合わせを行うそうです。

 ここは中央の建物の二階にある「黄金の間」と呼ばれる部屋です。ここでは最高機密の案件について話し合いが行われれます。

 大統領の任期満了まで残すところあと数日。

 「大統領選より緊急で重大な問題が、国内外で毎日のように起きているんです。例えばテロ事件などですが、その対応でギリギリの決断をしなくてはならないんです」と首相。

 その後ろの部屋に集まる人々。これから国内の安全対策会議が始まろうとしています。

 昨年の7月14日にニースで起きたテロ事件以来、頻繁に開かれるようになりました。

 出席者はシークレットサービスや軍関係の皆さんです。

 会議は45分間続きました。

 続く・・・。



******* フランス人のつぶやき *******


「今日、大統領選のために候補者のビラ配りをしていた。一人の男がビラをひったくるように持って行ったと思ったら、さっと鼻をかんで私に返した[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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