修道女のビール [トピックニュース]
このところ円安ですね。仏大統領選の影響だそうで1ユーロが124円くらいになってます。
フランスのニュースもまだ大統領選の話題が大半。
いろいろある映像の中から、マクロンとブリジット夫人のプライベート映像が詰まった番組を見つけました→こちら。
仲よさそうなカップル。トゥケにある自宅の庭に子供たちを集めて復活祭の玉子探しをしている時の様子です。
ここには血は繋がっていないとは言えマクロンの孫もいるらしい。
そして、マクロンが16歳の時に、高校で演技指導をしているブリジットさんの姿。
さらに、何か案山子のような役を演じている高校生のマクロン。こんなことしてたんですねえ。
あれから23年後の今、夫となったマクロンに演説の指導をするブリジットさん。
第一回目の投票で決選投票へと駒を進めた時の演説のリハーサル風景。
ブリジットさん、どうもマクロンが政治家になるとは思っていなかったらしい。むしろ物書き(著述家)なるだろうと思っていたそうです。
つまり政治より芸術の分野に進むと思っていたわけです。
今のマクロンの姿は政治家そのもので、とても物書きには見えない。
とは言うものの、これまでの政治家にはないフレッシュな感じがするのも事実。
難題が待ち受けているらしいですが、一つ一つ課題を乗り越えていっていただきたいものです。
さて本日は、ビールのお話です。しかも、修道女のビール・・・。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年5月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがそのビールL’Alpargate。ボトルには可愛らしい修道女のイラスト付きラベルが貼ってあります。
ここはカルメル修道会の修道院。今日は修道院ブランドのビール誕生を祝って皆で乾杯です。
なんだか、ちょっと、罪深〜い感じがしますが・・・。
「とても爽やかで夏に飲むのに向いています。シュークルートと一緒に飲むと美味しいですよ」と修道女。
全然罪を犯しているという雰囲気じゃないですね。
というのも、この修道院を救うためにこうしてビールの販売に踏み切ったからなのです。
17世紀からこの地にあるというこの修道院。昔から聖体(ミサの時に信者が口にする丸いおせんべいみたいなの)を製造することで収入を得てきました。
しかし、この20年で収入が半分になり、建物の維持が難しくなっていたのです。
あちこち手入れが必要な場所が目立ってきました。
そこで思いついたのが地ビールの製造元との提携です。
修道女がビールの味とフレイバー、さらにそのボトルのデザインを決定します。ビールを作るのは製造元。
「この小瓶のビールは10.20ユーロで販売されます。このうちの1.60ユーロが修道会に払われます」
ビールは地元の量販店などで販売されますが、修道院で直売もしています。
発売からこれまでに7,000本が売れているそうです。
どんなお味なのか飲んでみたいものです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、中学校の教師として生徒たちにこの地方の風景を文章に書くという課題を与えた。すると一人の生徒がこんな風に書いてきた。『これは、ねずみ色一色の野原が広がる風景だ』何を見て書いたかといえば、白黒写真」
VDM(Vie de Merde)より
なるほど、「ブランド貸し」みたいな感じですね。ちょっと意外な、というか背徳感があるところがウケそうです(笑)
by opas10 (2017-05-20 23:06)
opas10さん
ビールのラベルに修道女というのはそうそうあるもんじゃないですよね。修道院でビールというのは珍しくないですが、あれはどれも修道士です。この珍しいのも売りなのかも。
by carotte (2017-05-27 21:40)