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5月のバラ [プロヴァンス地方]

 日本人が「マクロン」と発音するのをそのままフランス語に置き換えるとMakeulonになるらしい。本当の綴りはMacron。

 さて、5月といえば穏やかな春の日を思い浮かべますが、近頃では寒暖の差が激しかったり雨の日も多かったりして、あまり穏やかではないですね。

 しかも本日土曜日は日本列島の半分は一日中雨。

 そんな一日を忘れさせてくれる映像を紹介しましょう!

 気候の温暖な南仏はすでに初夏の陽気。幸せを運んできてくれそうなピンクのバラが満開です。

Paris_Grasse.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年5月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここは香水の町として知られる南仏のグラース(Grasse)。ピンクの美しいバラが摘み取られています。

 このバラ、ローズ・ドゥ・メ(rose de mai)(5月のバラ)と呼ばれ、今が収穫の真っ最中。

 もう50年以上も前からこの地で続いている作業です。

 何のために収穫しているかと言えば、お察しの通り香水を作るため。

 5月は毎日この作業が続けられます。そして摘み取る作業は必ずこうして人の手で行われます。

 素手で大丈夫なんでしょうか?バラには必ずトゲがあるような・・・。

 熟練の方が多いようで、そんな心配は必要なさそうです。

 うまいこと花だけをさらっと摘み取っています。

 「自然の中で外の空気吸いながらの作業は気持ちがいいですよ。それに、この香り。夜まで全身に残っているんです」とキャミソール姿の女性。もう夏ですね。

 「3ヶ月前から手入れをして、こうして花が咲いているのを見るのはとても嬉しいことです」と生産者の方。

 こちらのバラ園は4代にわたって同じ家族が経営してきました。

 2ヘクタールの畑で毎年7〜8トンのバラを収穫するそうです。

 「新世代の香水業者にも受け入れてもらえるように数年ごとにバラも一新させなくてはなりません」と生産者。

 別のバラ園でも収穫作業が続いていました。ここでは蒸留に力を入れています。

 この工場はグラースで唯一バラの香りの水を作っているそうです。

 このバラはオーガニック。化粧品や食品に使われます。

 作業を始めて3時間後、やっとバラの香りの水が出てきました。

 「香りを取り出すための蒸留は5000年も前から行われていました。クレオパトラはバラの花びらを浮かせたお風呂に浸かっていましたからね」と生産者のフランソワさん。

 このバラの収穫は5月いっぱい続けられるそうです。



******* フランス人のつぶやき *******


今日、彼のジャケットのポケットから領収書が出てきた。2015年2月12日、ネックレスを買ったらしい。その年のバレンタインデーには彼からはバラの花を一輪しかもらってないけどね・・・

VDM(Vie de Merde)より


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