生涯現役 [トピックニュース]
来週の月曜日(5月29日)、ヴェルサイユでマクロンがプーチンと会うそうです。
どうもヴェルサイユ宮殿でロシア関連の催し物があるらしい。どんな会談になるのやら・・・。
そして、マクロン大統領夫人のブリジットさんがエリゼ宮の1階に自身の執務室を開設したそうです。
ファーストレディーになると色々やらなくてはならなことがあって忙しいらしい。
さて、今日は87歳になっても現役で仕事に励むおじいさんのお話です。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年5月22日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはフランス北東部にある人口30000人ほどの町エピナル(Épinal)。
商店街の中にある男性専用美容院サロン・ミッシェル。
ノスタルジックなこの店構え。
お隣には今風の美容院がありますが、温かく迎えてくれそうなのはやっぱり右側のお店です。開業は1966年。
こちらの方がお店のご主人ミッシェルさんです。現在87歳。
首の周りに巻くのはタオルではなく使い捨ての紙テープ。古くからあるものらしい。
お客様とおしゃべりしながら作業の開始です。
歳をとったからといって腕が鈍っているわけではありません。ご覧の通りの正確さで髪をカットしていきます。
「私は働くのが好きなんだよ。お客さんが満足してくれたら私も満足」とミッシェルさん。
「ここの温かい雰囲気に慣れてしまって気持ちがいいんですよ。それにキレイにカットしてくれますからね」とお客様。
お店の棚にはオーデコロン。理髪店には欠かせない一品です。
お仕事の最中に予約の電話が入りました。1日に1〜2人のお客様がお見えになるそうです。それも常連さんばかり。
ムダ毛もこうして剃ってくれます。
「お客さんとはよく政治の話をするけど、たいてい理があるのは私の方だよ(笑)」とミッシェルさん。
さあ、本日のお客様のカットが終わりました。すっきりして気持ちが良さそう。
気になるのはお値段。
料金量表を見ると、通常のバリカンカットが9ユーロ、カミソリを使った立体カットが18ユーロ、シャンプー付きカットは13ユーロ等々。
日本円にすると1000円〜2000円ですからかなりリーズナブルな料金。
しかし、これで経営が成り立つんですかね???
実はミッシェルさん、理髪師になる前はフランス海軍の船に乗っていました。
そのため恩給を受け取っているそうです。
ということは生活には困らないということですね。のんびり好きな仕事を続けられるわけです。
因みに、お子さんは5人、お孫さんは19人、ひ孫が14人もいるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、病院に入院中。隣の病室には87歳になるお婆さんがいて、いつもオナラばかりしている。嬉しいことがあるとキャッキャと叫んで、夜はうちの祖父より大きないびきをかいている
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
高齢化社会では、年金生活者が、年金生活者を相手にリーズナブルな価格でサービスを提供する、っていうのがお互いの利益になってよいのかもしれませんね。
by opas10 (2017-05-29 22:26)
opas10さん
ある意味「自給自足」ですね!
高齢化社会対策に良いアイデアかもしれません。
by carotte (2017-06-01 13:17)