ジプシーの巡礼祭 [プロヴァンス地方]
アメリカのロサンゼルスで、ドナルド・トランプのそっくりさん世界大会が開催されたそうです。
その時の様子が→こちら。
人相や身なりだけでなく、その発言内容もそっくり度が審査されるとか。
最後に拍手で舞台に上がったドメニコさんが初代チャンピオン。さすがによく似てました。
本物は外遊中。マクロンとはブリュッセルで会うようです。
さて、5月24日と25日はジプシーの巡礼祭。
毎年、南フランスのカマルグ地方の街サント=マリー=ドゥ=ラ=メール(Saintes-Maries-de-la-Mer)で行われます。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年5月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
巡礼は聖女サラに捧げる歌から始まりました。聖女サラはジプシーの守護聖人です。
「小さい頃から父がこうしてギターを弾きながら歌ってくれました」と男性。
音楽が聞こえてくるとダンスが始まります。
こちらのご家族、毎年、この日になるとこうして巡礼にやってくるそうです。
「小さい時は馬に乗ってきましたよ。この日は必ずここにきます」と女性。
ロマ、シンティ、ツィガヌなど、様々なルーツのジプシーがこの街に集まってきます。
そして、観光客も世界中からやってきます。
その数、数千人にもなるとか。
「5月になるとなぜかここに来たくなるんですよ」と男性。
「これは一つの文化なんです。それに愛でもあります。家族全員がここに集まるんです」と別の男性。
音楽とダンスで再会をお祝いしたら、静かにお祈りの時間です。
ここはノートル=ダム=ドゥ=ラ=メール教会の地下礼拝堂。
ろうそくに日を灯し、黒い聖女サラ像に祈りを捧げます。
サラは、キリストの磔刑後この地にやってきた3人のマリアの従者で、エジプトまたはインドから来たとされています。
そのために黒い像になっているらしい。
「喜びや苦労を打ち明けに来ました」と女性。
何か願いを叶えてもらうために来た人もいるようです。
「聞き入れてくれるのかくれないのかわかりませんけどね」と男性。
このジプシーの巡礼祭は1935年から始まったそうです。
25日には、この黒いサラ像は興しに乗せられ海まで連れて行かれるようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、幼稚園で初めてギターを子供達に見せた。10分ほど演奏すると子供達が周りに集まってきた。ギターについて何か聞かれるぞと思ったら、最初の子が言った。『どうして先生には髪の毛がないの?』」
VDM(Vie de Merde)より
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