豪華客船 [メイド・イン・フランス]
フランスは今週末から月曜日にかけてまた三連休です。
なぜに三連休かと言えば、日曜日が聖霊降臨祭、その翌日の月曜日もその流れで休み。
4月から6月まであれやこれやで連休が続きます。
で、7月に入ると夏のバカンスが始まってしまいます。休みが多くて羨ましい・・・。
さて今週水曜日、フランス西部の造船の町サン=ナゼールで製造された豪華客船が発注者であるMSCクルーズに引き渡されました。
この時、マクロン大統領が経済大臣を伴って立ち会ったそうです。
客船を一隻作るとなると経済効果大。二人は作業員たちの苦労をねぎらったそうです。
そして、さらに4隻の受注を発表しました。その額は合計で45億ユーロ(約5,600億円)にもなるそうです。
これはやはり大統領自ら出向いて奨励しなくてはならないでしょうね。
その出来立てホヤホヤの客船が、二日かけてサン=ナゼールからノルマンディ地方のル・アーヴルまでのミニクルーズを行ったそうです。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2017年6月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらが豪華客船Meraviglia号。
世界で最も大きな客船の一つで、長さ315メートル、幅65メートル。
「この客船の旅はエレガントなイタリアを感じさせてくれます」と女性。
「こうやって自分たちが作った船に二日間乗れるというのは素晴らしいことです」と男性。
このミニクルーズ、船主が2,000人を招待して行われました。その中には造船所の従業員も含まれています。
こちらの男性、自分が設計したエレベーターに乗って客室へと向かいます。
お部屋にはバルコニーもついています。
「客船の旅は初めてです。こんな豪華なバカンスを過ごすことはないですが、こういうのも悪くないですね」と奥様。
巨大な船がブルターニュ地方の海を滑るように進んでいきます。
土曜日には本物のお客様5,700人を乗せ出発することになっています。
その準備に1500人の乗組員が働いているそうです。
プールは全部で4つ。ジャグジーのお風呂もあります。
中はまるでアーケード付きのショッピング街。これが3階まであるそうです。
中でも注目はこのチョコレート屋さん。フランスの優秀職人の称号を持ち、ラスベガスでお店を開いている職人さんがチョコレートを作っています。
そしてこちらはスイートルーム。すぐそばに専用のバーがあります。
スイートルームになると色々特典があるようです。出発前にヨットクラブでヨットを楽しんだり、航海中は部屋まで料理を運んでもらったり。
とはいうものの旅の費用がちょっと気になります。
客船にはレストランやバーが20軒ほどあります。そしてゲームを楽しむスペースがあるかと思えば、客席数1000席ほどの劇場もあります。
一つの街が船の中にそっくりそのまま海上に出来た感じです。
こうして一夜が明け、ル・アーヴルの港に到着しました。
6月3日土曜日、この港で華々しく命名式が行われるそうです。
名付け親になるのがイタリアの女優ソフィア・ローレン。花火の打ち上げもあるようです。
これだけの大きな客船ですから命名式も見応えがありそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、一週間の地中海クルーズに当たった。2017年度中に行けばいいらしい。しかし、学校が休みの日じゃない日に限る・・・私は教師です
」
![[ふらふら]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/144.gif)
VDM(Vie de Merde)より
コメントありがとうございました。「時代を変えた俳優」という意味では、まずマーロン・ブランド、次にデ・ニーロで、この2人以上の俳優は今後も出てこないと見ています。ちなみにフランス俳優なら、ジャン・ルイ・トランティニャンが最高に好きです。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2017-06-03 01:08)
RUKOさん
二人とも独自の演技手法で時代を変えましたね。マーロン・ブランドの方はそれに加えて生まれつき備わった俳優としての存在感が圧倒的です。とは言うものの、実は私はアル・パチーノのファンなのでして・・・^^;
by carotte (2017-06-04 14:14)